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荷物預かりサービス「ecbo cloak」や宅配物受け取りサービス「ecbo pickup」を運営する「ecbo」が資金調達

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2023年6月2日、ecbo株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

ecboは、荷物預かりサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」や、宅配物受け取りサービス「ecbo pickup(エクボピックアップ)」を運営しています。

「ecbo cloak」は、現在地から近い荷物預かり可能な場所を検索し予約できるサービスです。

駅構内・郵便局・カフェなどの施設運営者は遊休スペースを旅行者などの荷物置き場として提供し、収益を得ることができます。

スーツケース・バッグ以外にも、楽器、ベビーカー、自転車、スポーツ用品などの預かりも可能です。

2023年6月現在、全国47都道府県1,000店舗以上に導入されています。

今回の資金は、「ecbo cloak」のパートナー店舗の開拓などに充当します。

今後、パートナー店舗と空港などとの間での荷物配送や、その多機能の開発を行っていきます。


コロナ以前、日本は訪日観光客が年々増加しており、観光立国として確実に足を進めていました。

急激に観光客が増加してことで生じた課題のひとつに荷物の問題があります。

訪日観光客の多くは個人によるものが多く、多数の訪日観光客はスーツケースなどの自分の荷物を持ち歩きながら国内を移動しています。

大きな荷物は公共交通機関に乗る際に足枷となることが多く、とくに狭く満員になりやすいバスでは荷物は余分にスペースを取るほか、乗降時に時間がかかることから、バスの遅延や渋滞につながるという課題があります。

そこで政府は訪日観光客の荷物の問題を解決するため、「手ぶら観光」を推進しています。

手ぶら観光とは、空港・駅・商業施設などで荷物を一時的に預かったり、空港・駅・ホテル・海外の自宅などへと荷物を配送することで、最小の荷物での観光を実現する仕組みのことです。

一方、実際の現場では、コインロッカーなどの数が圧倒的に足りず、手ぶら観光できる観光客が限られていることが課題となっています。

ecboが運営する「ecbo cloak」は、さまざまな施設・店舗の遊休スペースを荷物の一時預かり場所として検索・予約できるようにすることで、観光における荷物の問題などを解決するサービスです。

事業者としては、荷物を預かるだけであるため、大掛かりな設備を整えたりする必要がなく遊休スペースを活用できるというメリットがあります。

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