【東京都】「中小企業サイバーセキュリティ対策継続支援事業」人材育成を目的としたセミナー・ワークショップと専門家派遣による支援

subsidy

2023年5月18日、東京都は「中小企業サイバーセキュリティ対策継続支援事業」の募集を開始したことを発表しました。

社内にてサイバーセキュリティ対策の中核を担う人材の育成支援に向けたセミナー・ワークショップや、課題解決を実践的にサポートする専門家派遣を実施します。

セミナー(全10回)

2023年7月~2024年1月実施
中小企業がセキュリティ対策を進める際に悩みがちなポイントを解消する、すぐに役立つ実践的な内容のセミナーを開催します。また、最新のサイバー脅威への対処法やサプライチェーン対策など、業務に直結する内容を取り扱います。

ワークショップ(全10回)

2023年7月~2024年1月実施
セミナーで得た知識をもとに、グループメンバーで課題や取り組み事例、問題点を共有し、他社の事例に対して全員で対策を検討・議論します。

専門家派遣(全4回)

2023年7月~2024年2月実施
ワークショップで検討した課題の解決に向け、専門家が個別にフォロー・フィードバックを行い、自主的なセキュリティ対策の運営に向けた体制の構築を支援します。

会場

東京都新宿区西新宿1-22-2
新宿サンエービル ビジョンセンター西新宿

対象者

東京都内に主たる事業所を有する中小企業。
(既にUTMなど一定程度のセキュリティ機器を導入し、情報セキュリティポリシーを整備済みである中小企業)

参加費

無料

申込期間

2023年5月18日(木)~2023年6月30日(金)まで


DX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタル化を進める企業が増え、企業・組織内で扱うデジタルデータの量が急速に増加する中で、情報漏洩などのセキュリティインシデントやサイバー攻撃のリスクも高まっています。

たとえば、「令和4年版情報通信白書」によると、2021年に観測されたサイバー攻撃関連通信数は、3年前と比較して3.7倍に増加しています。

また、主流なサイバー攻撃であるランサムウェアにおいては、その被害のうち54%が中小企業となっており、企業規模に問わず被害に遭っていることがわかっています。

大企業と取引している中小企業の場合は、こうした中小企業を足がかりに大企業に攻撃するという事例も増加していることから、中小企業は自社だけの問題ではないと思う必要があります。

一方、中小企業は、予算の問題、人材不足、ノウハウ不足により適切に情報セキュリティ対策に取り組めていないという課題を抱えています。

そのため中小企業は「中小企業サイバーセキュリティ対策継続支援事業」といった公的事業・制度を活用し、適切なセキュリティを構築することが求められています。

適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要だと経済産業省は示しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ サイバーセキュリティ セキュリティ セキュリティ対策 中小企業サイバーセキュリティ対策継続支援事業 情報セキュリティ
詳細はこちら

中小企業サイバーセキュリティ対策継続支援事業

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

低価格ホームセキュリティシステム提供の「Strobo」が1.5億円調達!
株式会社Stroboは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 低価格で導入できる後付型ホームセキュリティシステム「leafee(リーフィー)」を提供してます。 また、今回の資…
クラウド型ワークフローを提供する「kickflow」が5.1億円調達
2023年10月26日、株式会社kickflowは、総額5億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 kickflowは、クラウド型ワークフロー「kickflow」を提供しています。 中…
スマートホームカメラ「ATOM Cam」において動体を検知して自動録画しクラウドに保存する新サービスが導入
2021年3月24日、アトムテック株式会社は、「ATOM Cam(アトムカム)」において、「クラウドモーション検知 “無制限” 録画サービス」を開発導入することを発表しました。提供開始は2021年3月…
リモート・アクセス時の本人認証を向上させる多要素認証サービス提供の「イニシャル・ポイント」が1億円調達
2021年3月18日、イニシャル・ポイント株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 LTE閉域網を利用しリモート・アクセス時に本人認証を向上させる多要素認証サービス「JinCre…
イスラエル国防軍の技術を用いたサイバーセキュリティSaaS提供の「AironWorks」が9,000万円調達
2021年11月11日、AironWorks株式会社は、総額約9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イスラエル国防軍のUnit 8200出身エンジニアが開発した最先端テクノロジーを用…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集