注目のスタートアップ

「神戸アリーナプロジェクト」を運営する「One Bright KOBE」が「スカパーJSAT」から資金調達

company

株式会社One Bright KOBEは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、スカパーJSAT株式会社です。

神戸市が公募した新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業として、株式会社スマートバリューと、株式会社NTTドコモが手を組み、アリーナの開発企画をNTT都市開発株式会社が担う、3社企業コンソーシアムによる民設民営のアリーナプロジェクト「神戸アリーナプロジェクト」が2022年12月から本格始動しています。

One Bright KOBEは、スマートバリューとNTTドコモが出資する企業として、「神戸アリーナ(仮称)」の運営を担っています。

「神戸アリーナプロジェクト」は、阪神・淡路大震災から30年の節目(2025年4月)に開業することを予定しています。アリーナを基点にさまざまなパートナーと共創し、地域活性化に貢献することを目的としています。

開業後はB.LEAGUE(プロバスケットボールリーグ)に所属する「西宮ストークス」の本拠地としてホームゲームが行われるほか、音楽コンサート、スポーツイベント、MICEなど多様なイベントに対応可能な施設として運営することを予定しています。

スカパーJSATは、国内唯一のCSデジタル放送を運営するプラットフォーム事業者として、有料多チャンネル放送サービス「スカパー!」を運営しているほか、宇宙事業を展開しています。

スカパーJSATは、今後「コンテンツ・BCP・サステナビリティパートナー」として、コンテンツの共同開発・災害対策・サステナブル領域にて連携します。


アリーナとは、傾斜のある階段状の客席に囲まれた、競技場・劇場などとしての利用を目的とした施設のことです。

こうした多目的な施設は、スタジアム(ドーム)やホールなどがありますが、日本では収容人数の多さで分けており、数万人規模をスタジアムクラス(ドームクラス)、定員数千人規模をホールクラスと呼んでいます。アリーナは定員1万人~2万人となっています。

海外では、スタジアムやアリーナなどのスポーツ施設は複合型の施設として展開されていることが多く、競技場でありながら、公園・レストラン・ホテル・ショッピングモールなどが併設されており、近隣に住む人びとが日常的に利用できる施設として街の賑わいの中心となっています。

日本では、こうしたスタジアム・アリーナを最大限に活用し、地域活性化につなげるため、2016年にスポーツ庁と経済産業省が「スタジアム・アリーナ推進 官民連携協議会」を立ち上げています。

その後、成長戦略(未来投資戦略2017)で、スタジアム・アリーナを2025年までに20か所整備することなどが目標として掲げられるなど、スタジアム・アリーナプロジェクトが全国的に推進されています。

「神戸アリーナプロジェクト」は、「神戸ウォーターフロントビジョン」(神戸市)の対象エリアであるウォーターフロントエリアに位置するアリーナです。2023年4月着工、2025年4月開業を予定しています。

近くにはメリケンパークやハーバーランドといった神戸を代表とするスポットがあり、新たな観光スポットや、住民の憩いの場となることが期待されています。

ビジネスの大きな成長のためには戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が必要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるための方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ NTTドコモ エンターテインメント スポーツ 施設 株式会社 神戸市 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

米国株・ETFをアプリで取引できる資産形成サービス「Bloomo」を開発する「ブルーモ・インベストメント」が8億円調達
2023年4月18日、ブルーモ・インベストメント株式会社は、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ブルーモ・インベストメントは、米国株・ETFをアプリで取引できる資産形成サービス「Blo…
NFTやDappの開発を通じNFTコンテンツエコシステムの構築を目指す「synschismo」が1,500万円調達
2022年5月10日、synschismo株式会社は、1,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 synschismoは、NFTやDapp(分散型アプリケーション)の開発を通じNFTコンテ…
訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを展開する「WAmazing」が3.7億円調達
2022年12月22日、WAmazing株式会社は、総額約3億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 WAmazingは、訪日外国人旅行者向け観光プラットフォームサービスを展開していま…
宅配食付き女性専用パーソナルトレーニングジム「UNDEUX SUPER BODY」を展開する「フィットクルー」が3億円調達
2022年11月30日、株式会社フィットクルーは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 フィットクルーは、宅配食付き女性専用パーソナルトレーニングジム「UNDEUX SUPER BOD…
ネット香水専門店「Celes」 音楽をイメージした香水が届く期間限定サービス「Celesミュージック」をスタート
2022年3月8日、株式会社The Fragrance Companyは、新サービス「Celesミュージック」を実施することを発表しました。 The Fragrance Companyは、香水ECサイ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集