「外食・中食事業者の地場産食材マッチング・活用促進実証事業」補助金

subsidy

農林水産省は、令和5年度持続可能な食品産業への転換促進事業のうち外食・中食事業者の地場産食材マッチング・活用促進実証事業の公募の実施について発表しました。

外食・中食産業において地場産食材(ブランド野菜・畜産物等)の活用を促進し、付加価値向上による外食・中食産業の活性化を図るための取り組みを行うものとします。

事業の実施に関しては、以下の(1)から(4)の取り組みを行います。

(1)産地懇談会の開催
生産現場に外食・中食事業者が出向き、生産現場等の視察、農林漁業者等との意見交換やマッチング等を実施する懇談会を国内の複数の産地において開催します。

(2)都市部懇談会の開催
国内各地の農林漁業者等がブースを出展し、外食・中食事業者との意見交換会やマッチング等を実施する懇談会を都市部(首都圏、大阪市及び名古屋市に限る)において1回以上開催します。

(3)食材試用評価・分析の実施
(1)もしくは(2)によりマッチングされた外食・中食事業者と農林漁業者等の間で、一定期間(原則として、連続する1か月間以上とする)にわたり地場産食材を試用するための取引を行い、外食・中食事業者は調理・加工等を行ったうえで消費者に適正な価格で提供する取り組みを行います。さらに、この試用により明らかになった課題の整理、活用事例の収集・周知、産地へのフィードバック等を行います。

(4)食材に係る情報受発信体制の整備
各地の地場産食材等に関する情報及び外食・中食事業者のニーズ等の情報を収集し、収集した情報についてウェブサイト等を活用して、外食・中食事業者や農林漁業者等に対して発信することにより、相互に必要な情報を緊密に共有できる体制の整備を図ります。また、(1)から(3)までにより実施した取り組みを報告書として取りまとめ、外食・中食事業者や農林漁業者等を含む関係者に周知します。


地場産食材の活用や地産地消の取り組みは、農作物の消費拡大や地域活性化のために重要な取り組みです。

日本は農業人口の減少が続いているため、食料の安定供給を実現するためにも、生産者の減少を食い止めたり、地域の生産者を増加させる必要があります。地場産食材の活用や地産地消の取り組みは、こうした地域生産者減少の課題解決や、増加につながる取り組みとして注目されています。

とくに外食・中食などの食品事業者は継続的に食材を利用することになるため、生産者としては安定した売上につながります。

また、食品事業者としては地場産食材を活用することは付加価値向上につながるものであるため、近年活用が進んでいます。

「外食・中食事業者の地場産食材マッチング・活用促進実証事業」は、産地懇談会の開催、一定期間の試用による課題の整理、活用事例の収集・周知、産地へのフィードバックなどに対する補助金です。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金申請のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 中食 令和5年度持続可能な食品産業への転換促進事業のうち外食・中食事業者の地場産食材マッチング・活用促進実証事業の公募の実施について 外食 外食・中食事業者の地場産食材マッチング・活用促進実証事業 持続可能な食品産業への転換促進事業 補助金 食品 食材
詳細はこちら

令和5年度持続可能な食品産業への転換促進事業のうち外食・中食事業者の地場産食材マッチング・活用促進実証事業の公募の実施について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和5年度「麦類供給円滑化事業」補助金
農林水産省は、令和5年度「麦類供給円滑化事業」(令和5年度第1次補正予算)に係る公募について発表しました。 麦(大麦、はだか麦、小麦)の安定供給体制を構築し、供給を円滑化するための産地や実需者による余…
「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」サイトが公開
2025年2月28日、「中小企業省力化投資補助事業(一般型)」のサイトが公開されました。 中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするため、人手不足に悩む中小企業等が、IoT・ロボット等の人手不足解消…
完全会員制ショッピングサイト「SECRET MALL」や法人向けギフトカードECサービス「AOYAMA GIFT SALON」を展開する「AoyamaLab」が資金調達
2023年7月26日、株式会社AoyamaLabは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、コンサルティング事業、フリーランスのエンジニアやコンサルタント向けプロジェクト案件紹介事業などを⾏…
【水産庁】令和6年度「漁業担い手確保緊急支援事業」
水産庁は、令和6年度「漁業担い手確保緊急支援事業」の公募について発表しました。 就職氷河期世代(現在、30代半ばから40代半ばに至っている、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った世代)を含む新規就業者…
「家畜生産農場衛生対策事業のうち農場HACCP導入推進強化事業」
農林水産省は、令和6年度における「家畜生産農場衛生対策事業のうち農場HACCP導入推進強化事業」の実施に係る公募について発表しました。 HACCPの考え方を採り入れた家畜の飼養衛生管理(農場HACCP…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集