注目のスタートアップ

「Animoca Brands」がxRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を運営する「Psychic VR Lab」に1億円出資

company

2023年1月13日、Animoca Brands株式会社は、株式会社Psychic VR Labに1億円の出資を行ったことを発表しました。

Psychic VR Labは、アーティストのためのXRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」の運営や、「STYLY」を活用した企画・制作事業を展開しています。

「STYLY」は、アーティストに空間表現の場を提供するクリエイティブプラットフォームです。

このプラットフォームを活用することで、コンセプチュアルなショップ、インスタレーション、ギャラリーなど、クリエイターの創造性を発揮した仮想空間を構築できます。

Animoca Brandsは、香港を拠点とするWeb3企業Animoca Brands Corporation Limitedの日本における戦略的子会社として2022年2月に設立された企業です。

大手出版社、ブランド、教育、スポーツ競技団体、アスリート、アーティスト、ゲーム会社といった、日本の知財やコンテンツ(IP)ホルダーが世界に直接コミュニティを作り、グローバルでファンを獲得し、トラフィックを創出することを支援しています。

具体的には、ブロックチェーン技術を活用したプラットフォームを構築・提供し、日本の知財・IPホルダーが Web3のエコシステムの中でNFT・トークンを発行できる仕組みを提供しています。


VR(Virtual Reality:仮想現実)とは、専用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などによって仮想空間を現実であるかのように疑似体験させる仕組み・技術のことです。

現実の空間では難しい体験・表現も可能であることから、とくにエンターテインメントの領域で高い注目を集めています。

たとえば、コロナ禍では感染症対策のために会場に観客を入れて行うライブエンターテインメントの開催が難しくなりましたが、VRであればオンラインでありながら没入感の高いライブエンターテインメントが可能であり、その可能性が模索され続けています。

また、VRの領域では仮想空間を自由に移動し、同時にアクセスしているユーザーと交流ができるサービス(VRChatなど)が人気を集め、新たな文化として育っています。

こうした空間では、現実空間では不可能だった空間を使った表現を手軽に行えることから、アーティスト・クリエイターに注目されており、今後もXRは次世代のコンテンツ・次世代の表現として成長していくことが予測されます。

最新技術や最新技術を活用したプロダクトの開発には豊富な資金が必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Animoca Brands Psychic VR Lab STYLY VR アーティスト クリエイター クリエイティブ 株式会社 空間
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

AIカフェ・ロボット「root C」開発の「New Innovations」が1.7億円調達
2020年6月24日、株式会社New Innovationsは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIカフェ・ロボット「root C(ルートシー)」を開発しています。 A…
汗中乳酸濃度を測定・可視化するウェアラブルデバイス「汗乳酸センサ」を開発する「グレースイメージング」が5.1億円調達
2023年7月5日、株式会社グレースイメージングは、総額5億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 グレースイメージングは、汗中乳酸濃度を測定・可視化するウェアラブルデバイス「汗乳酸セ…
高速3Dプリンターを開発・製造・販売する「グーテンベルク」が3,000万円調達
2022年5月27日、株式会社グーテンベルクは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 グーテンベルクは、FFF式3Dプリンターを開発・製造・販売しています。 2022年6月から、…
ノンデスク産業向けSaaS・プラットフォームを提供する「X Mile」が18億円調達
2024年1月17日、X Mile株式会社は、総額約18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 X Mileは、物流業界向けの人材採用システム「クロスワーク」、運送業界に特化した業務改善・経営支…
偏頭痛治療用アプリや頭痛AI診断などを開発する「ヘッジホッグ・メドテック」が5億円調達
2023年12月1日、株式会社ヘッジホッグ・メドテックは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ヘッジホッグ・メドテックは、片頭痛治療用アプリや、頭痛AI診断、緊張型頭痛治療用アプリ、P…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集