注目のスタートアップ

飲食店と卸売業者をつなぐプラットフォーム「クロスオーダー」を提供する「クロスマート」が5.3億円調達

company

2023年1月4日、クロスマート株式会社は、総額5億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

クロスマートは、飲食店と卸売業者をつなぐプラットフォーム「クロスオーダー」を提供しています。

受発注業務をLINEによって業務効率化を図る「クロスオーダー受発注」、LINEを活用したオンライン販促機能「クロスオーダー販促」、電帳法に対応した請求書DX機能「クロスオーダー請求書」などにより、飲食店と卸売業者の間にあるさまざまなアナログな業務をデジタル化しています。

飲食店はLINEで発注できることから、デジタルに疎い経営者・担当者であっても比較的手軽に発注業務をデジタル化でき、さらにLINE以外にもブラウザ・FAX-OCRにも対応しているため、卸売業者は取引先のニーズに応じた発注手段に対応でき、受注業務におけるデジタル化を推進できます。

今回の資金は、「クロスオーダー」の営業強化、サポート体制・開発体制の強化に充当します。

さまざまな業界では人手不足が深刻になっており、業務効率化を実現するためのデジタル化・DX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が高まっています。

食品卸において生産性の低下を招く業務に受発注業務が挙げられます。

食品卸は、メーカー・生産者と飲食店・小売店の間に立ち、商品の流通を仲介するという役目を担っています。

仕入先・取引先は、業態・規模が多岐にわたり、取扱商品も多くなる傾向にありますが、受発注においては電話・FAXが主なやり取りの手段となっており、大きな負担がかかっています。

さらにこうしたアナログな手段はミスが生じやすく、トラブルの発生によって生産性が低下することになります。

一方で、受発注業務をデジタル化したくても、仕入先・取引先がデジタル化に応じてくれるとは限らないため、デジタル化を推進できずにいる卸売業者も数多く存在しています。

クロスマートは、飲食店でも導入しやすいLINEを軸としたサービス「クロスオーダー」により、受発注業務を中心としたデジタル化を支援しています。

業務効率化はすべての領域において重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ プラットフォーム 卸売 受発注 株式会社 業務効率化 資金調達 飲食店
飲食開業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ベンチャー企業向けコーポレート領域支援の「WARC」が3億円調達 マネーフォワードと資本業務提携
2020年11月17日、株式会社WARCは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 以下の事業を展開しています。 ・ベンチャー企業を中心とした成長企業に対し、経営課題の解決・経営管理体制…
自動貯金アプリ「finbee」運営の「ネストエッグ」が2.5億円調達
2019年11月12日、株式会社ネストエッグは、総額2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 自動貯金アプリ「finbee(フィンビー)」を運営しています。 ユーザーの銀行口座と連携…
金融教育FinTechサービス「ABCash」展開の「ABCash Technologies」が12億円調達
2022年3月30日、株式会社ABCash Technologiesは、総額約12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ABCash Technologiesは、個人向けのお金のパーソナルトレ…
ロボットピッキングのためのAIソフトウェア「Ascent Pick」を提供する「アセントロボティクス」が「ブリヂストン」と資本業務提携
2023年2月1日、アセントロボティクス株式会社は、株式会社ブリヂストンと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 アセントロボティクスは、ロボットピッキングのためのソフトウェアベースのシステム…
高性能小型自動倉庫やロボットピックを中心とした自動化ソリューションを提供する「ROMS」が13億円調達
2025年9月8日、株式会社ROMSは、総額13億円の資金調達を発表しました。 ROMSは、EC・小売・物流事業者・FA向けに高性能小型自動倉庫とロボットピックを中心とした各種自動化ソリューションを提…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集