注目のスタートアップ

建築家プラットフォーム「アーキタッグ」などを運営する「青山芸術」が資金調達

company

2022年12月22日、株式会社青山芸術は、資金調達を実施したことを発表しました。

青山芸術は、建築家プラットフォーム「アーキタッグ」や、建築家と家を立てたい人をマッチングする「titel(タイテル)」、設計事務所と企業をマッチングする「titel biz(タイテル・ビズ)」を運営しています。

「アーキタッグ」は、人手が足りない設計事務所・建築系企業と、案件に携わることができる設計士をつなげる建築家プラットフォームです。

案件ごと・作業ごとに設計のサポートを依頼できることを特徴としています。

今回の資金は、「アーキタッグ」の利用者拡大に向けた認知向上やマーケティング施策、利便性向上を目的とした機能拡充、運営体制の強化に充当する予定です。

国内において一級建築士として登録されているのは約37万人となっています。

一方でこの登録者がすべて現役というわけではなく、さらに死去したものの登録削除を行っていない人も数多く存在することから、実際に一級建築士として現場で仕事を行っている人数は、半分以下の14万人ともいわれています。

さらに現役の一級建築士の年齢層については、50代以上が半数以上を占めており、29歳以下は約1%ほど、30〜39歳は約10%と高齢化していることがわかります。

今後、主力となっている年齢層の引退などによって一気に人材不足に陥ることが予測されています。

ところで、建築業界は案件の受注がベースにあるため、複数案件の受注、実績づくり、クライアントとの信頼関係の構築が重要となってきます。

同時期に複数の案件を受注することがあり、人手が足りない事態になってしまうケースも多いようです。一方で案件がなければ仕事がなく、暇になってしまうこともあります。

このように建築士事務所は暇な時期と忙しい時期の差が激しいことが多く、人材を有効活用できているとは言い難い状況にあります。

「アーキタッグ」は、案件・タスクベースで建築士をマッチングするプラットフォームです。

暇な時期にある建築士に案件を、忙しく人手不足にある建築士事務所に建築士を紹介することで、建築士事務所が構造的に抱える人員問題の解決に貢献しています。

創業期はさまざまなリソースが不足しているため、戦略的に外部の人材を活用することが成長の秘訣です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、アウトソーシングの導入方法や、外注の活用法について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ クラウドソーシング プラットフォーム マッチング 建築 株式会社 案件 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

地域中小企業向け副業・兼業プロ人材マッチングサービスを展開する「JOINS」が1.6億円調達
2023年6月30日、JOINS株式会社は、総額約1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 JOINSは、地域中小企業向け副業・兼業プロ人材マッチングサービス「JOINS」を運営して…
AI医療機器の研究開発や遠隔医療サービスを手がける「AMI」が資金調達
2024年12月12日、AMI株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 AMIは、「超聴診器」の研究開発を通して、聴診DXに取り組む研究開発型スタートアップです。 開発する「超聴診器」は、心…
中食プラットフォーム「TakeEats」提供の「ランプ」が1億円調達
2021年2月1日、株式会社ランプは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 飲食店向けテイクアウトの予約・決済サービス「TakeEats(テイクイーツ)」を運営しています。 初期費用・…
DX・AI人材育成事業やAIデータ分析ツールなどを展開する「AVILEN」が「三菱UFJ信託銀行」と資本業務提携
2022年9月1日、株式会社AVILENは、三菱UFJ信託銀行株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 AVILENは、法人・個人向けのDX・AI人材育成事業や、DXコンサルティング…
組織幹細胞の制御による皮膚・毛髪の難病の治療薬を開発する「イーダーム」が5,000万円調達
2023年8月14日、株式会社イーダームは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 イーダームは、東京大学医科学研究所老化再生生物学分野の西村栄美教授の組織幹細胞技術をもとに、脱毛…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集