創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年12月21日AIファイナンスの「H.I.F.」が「芙蓉総合リース」と資本業務提携 AI与信審査モデルを活用した保証事業・ファイナンス領域拡大

2022年12月20日、H.I.F.株式会社は、芙蓉総合リース株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。
H.I.F.は、AI与信審査技術の開発・提供や、法人版後払い(保証付)サービス「Fimple決済」、売掛金を保証する「Fimple保証」、AI定性与信審査SaaS「二十一式人工知能付自動与信審査回路」を展開しています。
芙蓉総合リースは、不動産・エネルギー環境・ヘルスケア・モビリティなど幅広い分野において顧客ニーズに沿ったファイナンスソリューションを提供しています。
今回の提携により、H.I.F.が保有する新しいアプローチの与信審査技術や債権保証に関するノウハウと、芙蓉リースグループの事業基盤をかけ合わせ、より多様なファイナンスニーズに応えるソリューションを提供します。
具体的には、芙蓉リースグループの事業基盤・顧客基盤にAIを用いた与信審査モデルと債権保証を活用し、ファイナンス規模と範囲の拡大を目指します。
—
金融業界の市場規模は約64.6兆円と非常に大きな規模となっています。
コロナ禍においては経済活動の停止の影響をもろに受けているほか、銀行はコロナ以前から低金利政策の長期化によって長らく混乱が続いています。
また、生命保険についても死亡保険料の値下げ、低金利による外貨建て保険の低迷などによって苦戦が続いています。
金融業界は長らく安定した業界だと見られていましたが、こうした銀行・生命保険の低迷や、テクノロジーの発展もあり、金融業界は大きな壁に直面しています。
とくにテクノロジーの発展は金融業界においても大きな影響を及ぼしています。
金融×テクノロジーの領域をFintech(フィンテック)といいます。
Fintechにおいてはすでに、AIによって自動で最適な分散投資を実現するロボアドバイザー、AIによって最適な保険・ローンなどを提案するサービスなどが提供され、これまでの金融サービスに革新をもたらしています。
Fintechでは以前の金融サービスを代替するようなサービスも生まれており、旧来の金融サービスは衰退していくことが予測されます。
そのため金融業界においては、テクノロジーを活用し、新たな事業を生み出したり、付加価値の高いサービスを提供することが求められています。
ビジネスのさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI AI与信審査技術 AI定性与信審査SaaS Fimple決済 Fintech H.I.F. SaaS ソリューション ファイナンス ベンチャー企業 リスク 与信 与信審査 二十一式人工知能付自動与信審査回路 売掛金 定性 審査 技術 株式会社 芙蓉総合リース 資本業務提携 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年12月28日、株式会社キッチハイクは、総額5億3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 キッチハイクは、地域と子育て家族をつなぐ「保育園留学」や、地域と生活者をつなぐオンライン…
2024年1月24日、MOONRAKERS TECHNOLOGIES株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 MOONRAKERS TECHNOLOGIESは、東レの出向起業制度…
2021年10月26日、株式会社GOYOHは、資金調達を実施したことを発表しました。 不動産の脱炭素とESG価値創出を実現するサービス「EaSyGo」を提供しています。 ESGに即した不動産の活用方法…
2022年1月31日、カメラブ株式会社は、総額10億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 カメラ機材のサブスクリプションサービス「GooPas(グーパス)」や、カメラのWebメディア「#Goo…
2023年8月31日、Atlas Associates株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Atlas Associatesは、グローバルサウスを中心に、ユーザーの送受信内容を監視・活用…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…