注目のスタートアップ

分子の動き・状態を感じるセンシング技術を活用した創薬基盤技術を開発する「モルミル」が資金調達

company

2022年11月24日、モルミル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

モルミルは、分子の動きや状態を感じるセンシング技術である「chemical-tongue」と「NMR(核磁気共鳴法)」を組み合わせて新たな創薬基盤技術の提供を目指す、奈良県立医科大学、産業技術総合研究所、徳島大学認定ベンチャーです。

原子レベルで分子の動きを捉えることで、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの難病の治療法を開発することを目指しています。

今回の資金は、「分子の動きを見る」技術開発、研究開発環境の整備、研究員の採用、経営体制の構築に充当します。

原子の大きさは非常に小さく、通常の光学顕微鏡を用いたとしても、原子や分子そのものの姿を捉えることはできません。

さらに原子・分子は高速で運動していることから、その姿を正確に捉え続けることはさらに難しさを増します。

モルミルは、分子の動きや状態を感じるセンシング技術であるchemical-tongueと、分子構造などを解析できるNMR(核磁気共鳴法)を組み合わせた新たな創薬基盤技術により、難病の治療法を実現することを目指しています。

創薬基盤技術とは、創薬研究の迅速化・効率化に役立つ技術や、革新的な薬剤創製などに結びつく基盤技術のことです。

近年は、画期的な次世代医薬が実用化されつつあり、従来の医薬品では治療が難しかった難病も治すことができるようになってきています。

一方で、こうした新たな医薬品の開発プラットフォームはまだ発展途上であり、より効率的で安全性が高い医薬品を開発するための基盤技術のニーズが高まっています。

研究開発型のビジネスでは資金調達が非常に重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ALS chemical-tongue NMR センシング センシング技術 モルミル 分子 創薬プラットフォーム 創薬基盤技術 原子 株式会社 核磁気共鳴法 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

キャンセル料の請求・回収業務を自動化する「Payn」が1.4億円調達
2024年4月8日、Payn株式会社は、総額1億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Paynは、宿泊業界や飲食業界におけるキャンセル料の請求・回収業務を自動化する請求ツール「Pay…
医用画像データプラットフォームの構築を目指す「カリスト」が2億円調達
2023年4月10日、カリスト株式会社は、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 カリストは、医療AI研究開発にすぐに使える医用画像データプラットフォームの構築を目指しています。 多様な医…
農業向けドローン・ソリューション提供の「スカイマティクス」がMBOと9億円の調達を実施
2019年10月1日、株式会社スカイマティクスは、総額約9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、この資金調達により、経営陣が議決権の過半数を保有します。 創業株主である三菱商事株式会社は…
「Free Standard」が資金調達 独自の2次流通市場を構築できる流通ソリューション「Retailor」を正式にリリース
2022年7月7日、Free Standard株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達により、累計調達額は5.4億円となっています。 また、流通ソリューション「Retailor…
定額制の多拠点居住プラットフォーム「ADDress」を運営する「アドレス」が資金調達
2022年12月6日、株式会社アドレスは、株式会社ボルテックスへの第三者割当増資と、株式会社静岡銀行からの新株予約権付融資により資金調達を実施したことを発表しました。 また、サービス産業生産性協議会が…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集