注目のスタートアップ

危機・不審行動検知ソリューションを展開する「アースアイズ」が「初田製作所」と資本業務提携

company

2022年11月17日、アースアイズ株式会社は、株式会社初田製作所と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

アースアイズは、防犯や事故防止を目的としたAI搭載カメラシステムの開発・販売や、危機検知・不審検知技術を活用した各種ソリューション「万引対策DX」「店舗管理DX」「介護見守DX」「離院予防DX」、防犯カメラを活用した火災検知システム「ファイヤープリベンション AIシステム」などを展開しています。

アースアイズは、カメラで取得した映像情報をもとに仮想的に立体空間を作り出し、人や物の距離を把握する特許技術「3D空間把握」を保有しており、この技術とAIを活用することで、人の感覚に近い情報処理を可能にしています。

初田製作所は、消火器や自動消火システムの製造・販売・施工・メンテナンスを行う総合防災メーカーです。

今回の提携により、火災・土砂崩れ・落石・倒木などをいち早く発見するAIカメラを活用した防火・防災ソリューションを共同で開発します。

消防庁の「令和2年版 消防白書」によると、2009年以降の出火件数はおおむね減少傾向であり、これは防災意識の向上、火災報知器の普及、喫煙率の減少、電化製品の防火性能の向上などが理由であると考えられます。

さらに火災による被害を減少させるためには、より素早く火災の発生を突き止め、被害が大きくなる前に消火することが重要です。

火災を検知するものとしては、いわゆる火災報知器があります。しかし従来技術にはいくつか課題があります。

たとえば、火災報知器は天井に設置することから、広い空間では火・煙が大きくならないと検知できないこと、サーモグラフィによる検知は火と高温物体の区別が困難であることなどが課題となっています。

今回アースアイズと初田製作所が共同で開発する防火・防災ソリューションは、一般的なカメラを活用し、AI画像認識により火・煙などを検知するものです。

また、土砂崩れ、落石、倒木などもいち早く発見できるため、あらゆる災害の早期発見に役立つものになるでしょう。

AIはこれまで不可能だったシステムを実現しています。ビジネスによって非常に有効なシステムもあるため、導入を検討するとよいでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AIカメラ アースアイズ カメラ 事故 初田製作所 危機 株式会社 検知 火事 災害 画像認識 資本業務提携 防火 防災 防犯カメラ
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ストーリーを軸とした新たなXR体験を提供する「CinemaLeap」が6,000万円調達
2023年8月17日、株式会社CinemaLeapは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、インキュベイトファンド株式会社です。 CinemaLeapは、ストーリーを軸とし…
「保育園留学」「ふるさと食体験」などの地方創生事業を展開する「キッチハイク」が資金調達
2022年12月28日、株式会社キッチハイクは、総額5億3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 キッチハイクは、地域と子育て家族をつなぐ「保育園留学」や、地域と生活者をつなぐオンライン…
デジタルプラットフォーム上のトラブルを法的に解決するサービス「Teuchi for デジプラ」がローンチ
2022年5月2日、ミドルマン株式会社は、「Teuchi for デジプラ」をローンチしたことを発表しました。 また、「Teuchi for デジプラ」は、株式会社タスカジが提供する家事代行マッチング…
行政サービスのデジタル化を手がける「グラファー」が「チェンジホールディングス」と資本業務提携
2023年4月14日、株式会社グラファーは、株式会社チェンジホールディングスと、資本業務提携を行ったことを発表しました。 グラファーは、市民と行政職員の利便性を追求したデジタル行政プラットフォームを主…
飲食業界向けVertical SaaS「Camelシリーズ」を展開する「tacoms」が9.5億円調達
2024年11月13日、株式会社tacomsは、総額9億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 tacomsは、飲食業界向けVertical SaaS「Camelシリーズ」を開発・提供し…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集