注目のスタートアップ

DX推進と内製化を支援する「STANDARD」が5億円調達

company

2022年11月2日、株式会社STANDARDは、約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、スパークス・アセット・マネジメント株式会社が運営する「未来創生3号ファンド」です。

STANDARDは、大手企業を中心にDX(デジタルトランスフォーメーション)推進と内製化の支援を手掛けています。

DX人材育成事業を中心とした内製化支援として、クライアント企業内の社員を育て、自律的にDXを推進できる組織へと変わるまで伴走支援することを特徴としています。

今回の資金は、SaaS型プロダクトを主軸とした新規事業の創出、既存事業拡大に向けたマーケティング活動、全社的な新規採用と人材育成に充当します。

経済産業省は、もし2025年までに日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が成功しなければ最大12兆円/年の経済損失が発生する可能性があると指摘しています。これを2025年の崖といいます。

DXとはテクノロジーとデータの活用により企業・組織そのものを変革させ、競争優位性を確立するための取り組みです。つまり単なるデジタル化ではありません。

DXの実現には、AI・IoT・ロボット・ブロックチェーンなど先端技術の知識と、組織づくりの知識が必要となります。

さらに大企業は基幹システムなどを過度にカスタマイズし、その構築を外部のベンダーに依存しているケースが多く、この状態が足枷となって大きな変革に踏み切ることができないという課題を抱えています。

こうした企業においてDXを推進するには、社内にDX人材を迎え入れるほか、DX人材の育成、DXコンサルティングの活用などが必要であり、こうしたサービスを提供する企業が増えてきています。

大企業においてはDXコンサルティングやシステム開発を行う企業と資本提携を行うことで、全社的なDXに踏み切る例も増えてきています。

DXを拒むもののひとつにレガシーなシステムがありますが、創業期はなにも導入されていないまっさらな状態であるため、時代に合ったシステムを構築できます。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX DX人材 STANDARD デジタルトランスフォーメーション 人材 内製化 支援 株式会社 育成 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

クリエイターコラボプラットフォーム「FEAT」を運営する「KUROGO」が資金調達
2025年7月18日、KUROGO株式会社は、資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約1億円となりました。 KUROGOは、クリエイターコラボプラットフォーム「FEAT(フィート…
木製家具カスタム・オーダー・プラットフォーム「EMARF」など提供の「VUILD」が資金調達
2020年4月15日、VUILD株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 国内代理店として米国製3D木材加工機「ShopBot」の販売や、木製家具をカスタマイズしてオーダーできるプラットフォ…
「松竹」がNFTにより「推し活」を支援するWeb3スタートアップ「プレイシンク」に出資
2023年5月11日、松竹株式会社は、CVCである松竹ベンチャーズ株式会社が運営する「松竹ベンチャーズ1号投資事業組合」を通じ、株式会社プレイシンクに出資したことを発表しました。 プレイシンクは、NF…
AI技術の研究開発・ライセンス販売の「TRYETING」が資金調達
2019年10月1日、株式会社TRYETINGは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、あいぎん未来創造ファンド3号投資事業有限責任組合(静岡キャピタル株式会社)です。 AIなどの最先端の…
歩いて稼ぐ広告バイト「Stchar!」開発の「Wanna technologies」が1,100万円調達
2021年6月7日、株式会社Wanna technologiesは、1,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 歩いて稼ぐ広告バイト「Stchar!(ストチャー!)」を開発しています。 屋…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集