病院の情報発信や病院・クリニック間の紹介予約を効率化する「Medical Note Link」がリリース

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2022年8月3日、株式会社メディカルノートは、「Medical Note Link」をリリースしたことを発表しました。

「Medical Note Link」は、病院の情報発信や病院・クリニック間の紹介予約を効率化し、地域医療連携を実現するプラットフォームです。

医師だけが閲覧できるクローズドなインターネットに、病院ごとのWebサイトを開設することで、一般公開できなかった専門的な情報を、地域のクリニック・診療所の医師に届けることができます。

クリニック・診療所からの紹介予約をオンラインで受け付けることができ、域内の医療機関との連携状況を数値として可視化できます。

北海道札幌市の手稲渓仁会病院への導入を皮切りに、今後他病院への導入を進めていきます。

メディカルノートは他に、医師・病院と患者をつなぐ医療検索サイト「Medical Note」や、医療機関向け管理ツール「Hospital Manager」などを提供しています。

近年、患者の医療機関の選択では、医療機関の外来機能の情報が十分に提供されていないことなどにより、大病院などの一部の医療機関に外来患者が集中しています。

今後国内では少子高齢化が進展し、2025年には4人に1人が75歳以上の高齢者となることが予測されています。

現状の医療機関の利用が偏った状態のまま高齢者が増えてしまうと、大病院の待ち時間の増加や負担の大幅な増加といった問題が生じます。

そのための対策として地域医療連携が推進されています。

地域医療連携とは、医療機関ごとに「高度急性期病院」「急性期病院」「回復期病院」「慢性期病院」といった役割を分担することで医療リソースを効率的に活用するというものです。

この役割分担を実現するには、積極的な患者の紹介・逆紹介を行う必要があります。

紹介とは、かかりつけ医など地域の小規模な医療機関で受診した際に、専門的な診断や治療が必要だと判断された場合、大病院へと患者を紹介することです。

反対に、大病院において病状が安定した患者を、地域で必要な医療を継続的に提供できる医療機関に紹介することを逆紹介といいます。

こうした紹介・逆紹介を推進するには、医療機関間での詳細情報のスムーズなやり取りを実現する必要があることから、現在さまざまなサービスが登場しています。

社会課題の解決のための取り組みが推進されるに伴い、さまざまな業界でデジタル化のニーズが高まっています。医療などでは専門的な知識を求められる領域がある一方で、情報のやり取りなど以前からIT系が得意としていたものも強く求められています。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析・把握し、新たなビジネスの創造に役立つフレームワークを掲載しています。

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地域医療連携プラットフォーム「Medical Note Link」をリリース。札幌市・手稲渓仁会病院へ初導入

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