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不動産価格査定エンジンAPIなど不動産テックサービスを開発・提供する「エステートテクノロジーズ」が5億円調達

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2022年8月3日、エステートテクノロジーズ株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

エステートテクノロジーズは、独自アルゴリズムで不動産ビッグデータを解析して不動産価格の査定を行う「不動産価格査定エンジンAPI」や、顧客の志向に合わせて物件と推定相場価格を表示する「不動産追客ロボットサービス」、対象物件のある地域の自然災害・犯罪リスクなどを入手できる「「暮らし」「リスク」データ提供サービス」などの法人向けサービスや、相場価格と暮らしの評価付き自動物件提案サービス「Dr.Asset レコメンダー」、不動産AI査定サービス「Dr.Asset チェッカー」などの個人向けサービスを展開しています。

今回の資金は、不動産価格査定エンジンのさらなる強化と全国展開、ウェルスマネジメント向け不動産管理システムや不動産追客ロボットサービスなど企業向けAPI提供事業の加速に充当します。

不動産を売買する際には、対象となる不動産の価値を査定する必要があります。

しかし不動産の価値は、立地・築年数・状態・周辺環境・周辺事例・方角などさまざまな要素から総合的に判断されるものであるため、専門的な知識を持った者でないと査定できません。

不動産の所有者としては不動産会社に依頼しなくては不動産の価値が把握できないことと、その価値が正しいのかわからないこと、つまり査定の透明性が課題となっています。

不動産会社としては、査定は不動産取引の入り口でもあるため無料で実施している会社も多いのですが、査定が必ずしも取引につながるわけではないため、質を高めながら効率化する必要があります。

AIによる不動産査定はこれらの課題の解決を目的としたサービスです。

AI査定を活用することで、不動産会社は査定業務を効率化し、より多くの顧客からの依頼を受けることが可能となります。

また、個人向けのAI査定サービスがオンラインで提供されることで、不動産の所有者は気軽に所有している不動産の価値を把握することが可能となります。

AIはさまざまな領域で活用され、大きなイノベーションをもたらしています。業務においても大幅な効率化を実現してくれるものがあるため、自社に合ったものを導入できれば大きな助けとなってくれるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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