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「レシカ」が資金調達 デジタル上の不動産NFTを売買・保有できるサービス「ANGO」を今秋から提供開始

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2022年7月29日、株式会社レシカは、資金調達を実施したことを発表しました。

また、新サービス「ANGO(あんご)」を今秋から開始することも併せて発表しました。

「ANGO」は、メタバース空間に、自分だけでのデジタル物件NFTを所有できるサービスです。

「ANGO NFT」を発行することでリアル物件に紐づいたデジタル物件の所有権を与えます。またデジタル物件には自分が保有するデジタルアートを展示することができます。

さらに「ANGO」ではデジタル物件をリアル物件で再現することで、デジタルアートをリアル空間でも楽しめる体験を実現します。

「ANGO NFT」の所有者は、年1回、無料で宿泊する権利が与えられます。また、DAO(コミュニティ)の活動を通じ、リアル物件の運営に関与することで報酬を得ることができます。

デジタル物件と連動するリアル物件を民泊運営しデジタル不動産NFTの所有者以外にも幅広くリアル物件を利用してもらうことで、物件の持続的な運営を実現します。

NFT(Non-Fungible Token, 非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を利用し、改竄されていないこと、つまり本物であることを証明する所有証明書のようなデータを記録したデジタルデータのことです。

これによりデジタルアートなども資産的な価値を有するようになり、NFTアートとしてさまざまな注目を集めています。

また、このNFTは不動産の取引においても活用できると考えられています。

土地・物件などをNFT化したデジタル資産のことをNFT不動産といいます。

NFT不動産には、現実世界に土地・物件として存在する不動産をNFT化する場合と、仮想空間上のデジタルな不動産をNFT化する場合の2種類があります。

デジタルな不動産のNFT化はデジタル上での取引においてほぼ必須ともいえるものです。

対して、実際の不動産をNFT化することのメリットは、不動産の売買などの取引における手数料や手間を削減できることなどが挙げられます。

また、NFTは個人同士で簡単に取引できるため、不動産を小口にNFT化することで少額の不動産投資を実現することができます。ほかにも海外の不動産も手軽に取り扱えるようになります。

このように実際の不動産のNFT化はさまざまな利便性をもたらすため、不動産投資において大きな注目を集めています。

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