3Dアイテムに特化したNFTマーケットプレイス「MetaMart」などを展開する「Suishow」が「ピアズ」と業務提携

tips

2022年7月27日、Suishow株式会社は、株式会社ピアズと、業務提携契約を締結したことを発表しました。

Suishowは、メタバースとブロックチェーンによる新しい価値の創出を目指す、東京大学・早稲田大学発のスタートアップです、

3Dアイテムに特化したNFTマーケットプレイス「MetaMart」や、NFTが使えるブロックチェーンメタバース「Zoa.space」、法人向けメタバース構築サービス「XR Studio」、NFT事業立ち上げ・運営のサポート「NFT Support」を展開しています。

ピアズは、店舗DX事業や、働き方革新事業、セールスプロモーション事業などを展開するコンサルティングファームです。

今回の提携により、両者のアセット活かしながらメタバース領域における新サービスの企画・開発を進めていきます。

ブロックチェーンは2008年に発表された比較的新しいテクノロジーで、暗号資産のコア技術として知られています。当事者間の相互通信(P2P)において、その取引の履歴を暗号技術で1本のチェーンとしてつなげていき記録するというデータベース技術です。

ブロックチェーンは特定の管理者(Webサービスを提供する企業など)が存在する中央集権型と違って非中央集権型のネットワークを前提としており、サービス終了に伴うデータの消失・利用不可や管理者による検閲などを防げることを特徴としています。

また、理論上はデータの改竄がほぼ不可能であるため、セキュリティ面でも非常に強固であるといわれています。

このブロックチェーンを活用することで、デジタルデータに改竄されていないことを証明する鑑定書のようなデータを記録でき、これによりデータのコピー・改竄を防ぐことができます。

こうして現実と同じモノとしての価値を付与したり所有権を持たせたりしたデジタルデータをNFT(Non-Fungible Token, 非代替性トークン)といいます。

NFTを活用することでデジタルな著作物の健全な流通を実現したり、そのクリエイターが正しく評価されるような経済圏が構築できるといわれており、その実現のためさまざまなサービスが登場しています。

メタバースとは、より大規模で幅広い体験を提供する仮想空間(バーチャル空間)のことです。Facebookがメタバース事業に注力する姿勢を示し社名をMetaに変更したことで一気にバズワードとなりました。

メタバースはもともとSF作品のアイデアで、現実空間と同等もしくはそれ以上の体験を提供する仮想空間に3DCGなどのアバターを用いてアクセスし、生活・経済活動・ゲームなどを行ったりする大規模なオンラインの仮想空間として認識されています。

メタバース内でひとつの世界・社会を実現するためには、信頼性のある経済圏を構築する必要があります。ブロックチェーンやNFTはそれを実現する方法のひとつとして注目されています。

他社との提携や協業は、ビジネスの拡大や新たなイノベーションを起こすために重要なもののひとつです。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 3D MetaMart NFT NFT Support Suishow XR Studio Zoa.space アイテム ピアズ ブロックチェーン マーケットプレイス メタバース 株式会社 業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

インフラ点検ロボットを開発する「オングリットホールディングス」が「ウイングアーク1st」と資本業務提携
2023年2月8日、オングリットホールディングス株式会社は、ウイングアーク1st株式会社と資本業務提携を行うことで締結したことを発表しました。 オングリットホールディングスは、橋梁・コンクリート構造物…
CFOコンシェルジュ・サービス「資金調達サーチエンジン」β版がローンチ
2019年7月18日、株式会社BIZVALは、「資金調達サーチエンジン」のβ版を同日にローンチしたことを発表しました。 「資金調達サーチエンジン」は、スタートアップや、M&A投資を検討する事業会社、V…
空間デジタル演出の「プリズム」と空間づくりの「丹青社」が業務提携
2020年10月5日、株式会社プリズムは、株式会社丹青社と、業務提携に関する協定書を取り交わしたことを発表しました。 プリズムは、イベント・コンサート・舞台などにおいて、映像やデジタル技術を駆使した空…
すべての学生を対象とした起業支援制度「GAKUcelerator」 第5期デモデイが開催
2020年11月4日、ディップ株式会社は、「GAKUcelerator -ガクセラレーター」の第5期生のデモデイを10月29日(木)に開催したことを発表しました。 「GAKUcelerator」は、小…
「ティ・アイ・エル」がAIボイス・レコーダー・ソリューション「RECORiS」をリリース
2020年6月23日、ティ・アイ・エル株式会社は、「RECORiS」のサービスの提供を開始したことを発表しました。 「RECORiS」は、クローズドな現場を見える化するAIボイス・レコーダー・ソリュー…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集