注目のスタートアップ

脳卒中リハビリロボットなど医療機器を開発する「東北医工」が資金調達

company

2022年6月17日、株式会社東北医工は、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、「岩手新事業創造ファンド2号」と「もりおかSDGsファンド」です。

東北医工は、関連会社である株式会社ピーアンドエーテクノロジーズで培ったロボティクス技術を活用し、各大学の研究機関との産学連携を推進しながら脳卒中リハビリロボットの共同開発に取り組んでいます。

開発している脳卒中リハビリロボットは、脳卒中などの後遺症による手指の麻痺回復を目的としたリハビリ支援用の医療機器です。

脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで発生する疾患のことです。

脳卒中による後遺症でもっと代表的な症状が、運動麻痺を主体とした片麻痺(左右どちらかの手足が動きにくくなる症状)です。

麻痺の回復は、発症から2~3か月あたりがピークとなり、その後緩やかに回復していき6か月~1年で回復が頭打ちの状態になります。

そのため麻痺の回復には早期から積極的にリハビリに取り組むことが強く勧められてます。

リハビリは麻痺した部分を動かすことで行っていきますが、間違った動かし方を続けていると悪化するおそれがあるため、作業療法士の専門家の指導を受けながら取り組むことが重要です。

高齢化の進展によって作業療法士を必要とするシーンも増加すると考えられますが、一方で作業療法士は人手不足の状態にあります。

人手不足については、1990年代半ば頃から積極的に作業療法士養成校の設置が進められ、作業療法士の数も大幅に増加したのですが、それ以上に需要が上回っている状態にあります。

そのため人材の拡充だけでなく、作業療法士の業務内容を効率化し、ひとりあたりが対応できる患者数を増やすことも必要となっているのです。

医療機器の開発などは豊富な資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ピーアンドエーテクノロジーズ リハビリ リハビリテーション ロボット ロボティクス 共同開発 医療 医療機器 東北医工 株式会社 産学連携 脳卒中 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ビルオーナーと移転企業のマッチングプラットフォーム「SERECT」を開発する「Lexi」が5,000万円調達
2022年8月18日、株式会社Lexiは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Lexiは、ビルオーナーと移転企業のマッチングプラットフォーム「SERECT」を開発しています。 …
AIによるプロファイリング技術の「AIQ」が2億円調達
AIQ株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 人工知能(AI)によるプロファイリング技術をもとに、“企業と個人の新しい繋がりを創るプラットフォーム”を提供しています。 効率的…
テクノロジーコンサルティング事業などを展開する「アディクシィ」が資金調達
2025年6月2日、アディクシィ株式会社は、資金調達を発表しました。 アディクシィは、AIなどの最新技術を活用して企業の持続的な成長を支援する、テクノロジスト(テクノロジーのプロフェッショナル)集団で…
不動産仲介会社向けSaaSなど提供の「Housmart」が3億円調達
2020年1月22日、株式会社Housmartは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 不動産仲介会社向けSaaS「プロポクラウド」や、個人向けの中古マンション提案アプリ「カウル」を提…
化学分野に関する知見・知識を提供するプラットフォーム「CrowdChem Data Platform」を運営する「CrowdChem」が2.9億円調達
2024年9月11日、株式会社CrowdChemは、総額2億9000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CrowdChemは、独自に収集したデータをもとに化学分野に関する知見・知識を提供する…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集