社内向け情報共有サービス「Qiita Team」 グループ機能の活用を促進する新UIを正式公開

tips

2022年6月17日、Qiita株式会社は、提供する「Qiita Team(キータチーム)」において、2022年6月16日(木)から新たなUIを正式版として公開したことを発表しました。

「Qiita Team」は、社内向け情報共有サービスです。

企業・チーム内の情報をクラウドでスムーズに共有できるサービスです。

日報・議事録・手順書・マニュアルなど、社内の情報共有を効率化します。

今回のUIアップデートの目的は、情報を分類しながら蓄積できる機能であるグループ機能の活用促進です。

新UIにより、「記事検索」「情報の管理」「ナレッジ蓄積」における利便性が向上しています。

Qiitaはほかに、エンジニアに関する知識を記録・共有するためのエンジニアコミュニティサービス「Qiita」を運営しています。

ナレッジ(組織にとって有益な知識・経験・ノウハウなど)の共有は、組織にとって大切なことです。

もしナレッジが共有できていないと、企業・組織においてさまざまな問題や損失が発生してしまいます。

たとえば、ノウハウを持った人材が退職してしまえばノウハウが失われてしまいますし、過去にやったはずの仕事の情報が共有されていなければまた新たに調べることになってしまいます。

こういった問題を生じさせないようにする仕組みを構築して経営していくことをナレッジ経営と呼びます。

もちろん普段の業務ではまったく情報共有が行われていないわけではないでしょう。たとえば事業の引き継ぎなどではドキュメントを作成するでしょうし、顧客から送られてきたメールは必要に応じて転送します。

しかしこういった情報は散らばっているため、目当ての情報を探すのは一苦労です。そのため、こうした情報を一元管理し検索できるようにする情報共有サービスを導入し、意識的にナレッジを蓄積・活用していくことが重要なのです。

Qiita株式会社のコメント

このニュースを受けまして、Qiita株式会社よりコメントが届きました。

・今回の新UIのリリースの目的は何ですか?

「Qiita Team」では「グループ機能」を利用し、情報を分類しながら蓄積することが可能です。今回、グループ機能の活用を起点としたUIへアップデートすることにより、利用ユーザーから要望が多い「記事検索」「情報の管理」「ナレッジ蓄積」における利便性が向上しております。

今までの「Qiita Team」では「グループ機能」の利用が少なく、多くの利用ユーザーが全ての記事を一つの場所で管理していました。
そこでUIをアップデートし、「グループ機能」をよりご利用いただきやすくすることで、テーマ(グループ)ごとの情報整理が促進され、記事が埋もれることを防ぎ、管理・検索が今まで以上に容易になります。

さらに、「グループ機能」を人やプロジェクトの分類だけではなく、スキルや情報カテゴリの分類としてもご利用いただくことで目的別での情報管理が行えるため、ナレッジの蓄積・検索がより便利になります。
プレスリリースから引用)

・今後の展望を教えてください。

管理者の運用コスト削減を目的した新機能や、スムーズにQiita Teamを導入・活用いただけるよう、オンボーディングの強化や機能改善などを行ってまいります。

・読者へのメッセージをお願いします。

エンジニアに関する知識を記録・共有するためのサービス「Qiita」の印象が強く、開発者のみに向けたサービスとらえられがちですが、「Qiita Team」は、職種・業種を問わず多くの方にご利用いただき、「情報をオープンにすることで、コミュニケーションを生み出し、会社を強くする」というビジョンの実現を目指しています。

「Qiita Team」は来期で10周年を迎えます。躍進の年と捉え、より多くの方にご利用いただけるよう邁進してまいります。

創業期はコストの面から、業務効率を向上させるツール・サービスを厳選して導入する必要があります。「冊子版創業手帳」では、創業期に特化した社内システムの構築のノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ トレンド
関連タグ UI クラウド サービス チーム ナレッジ マニュアル 企業 共有 効率化 情報 株式会社 検索 管理 記事 議事録
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スマート南京錠サービス提供の「KEYes」が資金調達
2020年5月12日、KEYes株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 南京錠の鍵管理SaaSを提供しています。 スマートフォン・アプリから南京錠の解錠操作や、いつ・誰が・どこで解錠したか…
「FIREBUG」と「テスティー」による共同開発のYouTubeタイアップ動画に特化した「ブランドリフト調査パッケージ」が提供開始
2020年12月7日、株式会社FIREBUGは、株式会社テスティーと共同で、「ブランドリフト調査パッケージ」の提供を開始することを発表しました。 「ブランドリフト調査パッケージ」は、YouTubeタイ…
世界のスタートアップ・データベース「SUNRYSE.」運営の「Queue」が中国のスタートアップ・メディア「TechNode Global」とパートナーシップを締結
2020年9月10日、株式会社Queueは、「SUNRYSE.」において中国に拠点を置くTechNode Globalとのパートナーシップ締結に合意したことを発表しました。 「SUNRYSE.(サンラ…
オンラインヨガ・フィットネス提供の「SOELU」が6.5億円調達
2021年8月25日、SOELU株式会社は、総額6億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンラインフィットネスサービス「SOELU(ソエル)」を提供しています。 スマートフォンやP…
タクシー配車システムと配車センター委託事業展開の「電脳交通」が5億円調達
2020年10月8日、株式会社電脳交通は、総額5億円の資金調達を発表しました。 タクシー事業者向けに、クラウド型配車システムと配車センター・サービスを提供しています。 従来の配車(無線)システムは高額…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集