コンセプトホテルの企画・開発・運営を行う「dot」が「小学館」と資本業務提携

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2022年6月8日、株式会社dotは、株式会社小学館と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

dotは、コンセプトホテルの企画・開発・運営を行っています。

2022年6月現在、漫画をコンセプトにしたホテル「MANGA ART HOTEL,TOKYO」、本をコンセプトにしたホテル「BOOKHOTEL 神保町」を運営しています。

「MANGA ART HOTEL,TOKYO」では、厳選した500冊の漫画すべてにおすすめコメントをつけ、コンテンツそのものに接客をさせる仕組みを構築しています。

dotは、コンテンツに接客をさせ、コンテンツそのものにファンをつけることで、ホテル予約プラットフォームのエコシステムを脱することを目指しています。

小学館とは、2021年12月1日から「BOOK HOTEL 神保町」の運営に関して協業を開始しています。

今回の資本提携の資金は、「BOOKHOTEL 神保町」の改装、新コンセプトホテルの運営などに充当します。

現在、多くの宿泊施設は、オンライン予約サイトに施設・部屋・プランを掲載し、オンラインで集客しています。

このオンライン予約サイトはOTA(オンライントラベルエージェント)と呼ばれており、インターネットで宿泊施設を探して予約するという旅行者の行動が主流になったことで大きな存在となっています。

OTAの掲載には手数料がかかりますが、ネット集客で大きな力を持っているため、多くの宿泊施設はOTAにネットでの集客を頼っています。

もちろん宿泊施設は自社ホームページで集客し、直接予約をしてもらったほうがOTAに支払う手数料がないため、直接予約を増やしたいと考えています。しかし長い間OTAに依存していた宿泊施設は効果的なデジタルマーケティングを実施できないという課題を抱えているのです。

また、新型コロナウイルス感染症の流行により、観光業は大きな打撃を受けました。コロナ禍による倒産ホテル・旅館会社は全国で80社以上にのぼり、業界全体に大きな危機感が漂っています。

コロナ禍において数少ない顧客を獲得し売上をあげていくためには、直接予約を増加させるようなデジタルマーケティングの実施と、宿泊施設の魅力を高めていくことが重要となっています。

プロダクトの販売のためにはPRやマーケティングが重要です。特にSNSマーケティングやファンマーケティングはリアルな顧客の声を聞けることが大きなメリットです。「冊子版創業手帳」では、創業期でも行えるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

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