注目のスタートアップ

オリジナルパッケージ作成プラットフォーム運営の「shizai」が5億円調達

company

2022年6月8日、株式会社shizaiは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

shizaiは、オリジナルパッケージ作成プラットフォーム「shizai」を運営しています。

アパレル・サプリ・食品・化粧品などのオリジナルパッケージの制作から、倉庫選定、調達オペレーション支援まで一括で行うサービスです。

箱・袋・包装紙・紙管など、さまざまな材質・デザイン・形状に対応しています。

また、工場の得手・不得手を把握し、制作するパッケージに最適な工場を選定することで、平均20%のコストダウンを実現しています。

今回の資金は、採用加速、マーケティング強化、ソフトウェア開発の加速、サステナブル資材ネットワークの拡張などに充当します。

パッケージは、ブランディングにおいて重要な要素のひとつです。

近年は、自社で企画・製造した商品を直接ユーザーに届けるD2C(Direct to Consumer)モデルが大きく成長しています。

D2Cでは、自社のこだわりを強烈に反映させたプロダクトや、独自の世界観を打ち出すブランドが多いため、パッケージでもブランドを表現するデザインを行っています。

また、SDGs(持続可能な開発目標)の推進により、環境に配慮した素材を使用したパッケージの需要が高まっています。

さらにD2Cは素早いプロダクト開発を行っているため、パッケージについてもスピーディかつ柔軟な制作サービスが求められています。

shizukuは包装資材・加工容器市場に参入したのが2021年4月と若い企業なのですが、こういった市場の変化とニーズを上手く捉え、1年で300社以上の顧客を獲得しています。

株式会社shizaiのコメント

このニュースを受けまして、株式会社shizai 代表取締役 鈴木暢之氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

主に採用の加速、プロダクト開発投資への充当、マーケティング投資、の3軸です。

・今後の展望を教えてください。

弊社は現在EC/D2C企業様のご支援を中心に行なっておりますが、実店舗型のお客様やエンタープライズ企業様からのお引き合わせも増えております。

つきましては、マーケティング投資を進めながら市場を拡げていけたらと考えております。

また、サプライチェーン調達全般の運用管理を支援するソフトウェアプロダクトも並走して開発しておりまして、こちらの開発投資も加速していけたらと考えております。

・読者へのメッセージをお願いします。

「xxx産業のDX化」と標榜するスタートアップが数多く存在する昨今、当社はそれに加えて事業を通じたサステナブル社会実現への実質的な一手を担える企業でありたいと考えています。

スタートアップとしての急成長(経済性)とサステナブル社会へのアプローチ(社会性)の二兎を追う組織として邁進してまいります。

ブランディングにおいては、ノベルティも有効だといわれています。「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、ノベルティをつくることのメリットや効果、つくり方のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ D2C shizai オリジナル パッケージ プラットフォーム 作成 制作 加工容器 包装資材 工場 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
合同会社と株式会社の違いサムネイル
合同会社とは?株式会社との違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

不妊治療専門クリニック 「トーチクリニック」のプロデュースなどを展開する「ARCH」が9億円調達
2024年11月26日、株式会社ARCHは、総額9億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ARCHは、不妊治療専門クリニック「トーチクリニック」のプロデュースや、婦人科・不妊治療に特化したサポー…
社会的インパクト投資プラットフォームや社会的インパクト可視化型のファイナンスサービスを展開する「インパクトサークル」が1.7億円調達
2022年10月19日、インパクトサークル株式会社は、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 インパクトサークルは、インパクト事業活動が生み出す社会的インパクトの定量・定性両面…
NFCを活用した物理NFTウォレットソリューションなどを手がける「PBADAO」が1.7億円調達
2023年10月19日、株式会社PBADAOは、総額約1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、主軸事業「NFTag」を「POKKE」にリブランディングすることも発表しています…
スマートフォン向けゲーム開発などの「フリーバル」が資金調達
株式会社フリーバルは、資金調達を実施したことを発表しました。 エンターテイメント・エコシステム事業や、IPプロデュース事業、スマートフォン向けゲーム・アプリの海外配信や、ローカライズ、運営・開発、運営…
高機能な導電性繊維「LEAD SKIN」を開発・製造する「エーアイシルク」が3.2億円調達
2023年5月15日、エーアイシルク株式会社は、総額3億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エーアイシルクは、高機能な導電性繊維「LEAD SKIN」を開発・製造する東北大学発スタ…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集