「事業復活支援金」申請期間が6/17まで延長 差額給付の申請受付も開始

tips

「事業復活支援金」の申請期限が、2022年6月17日(金)まで延長されました。

「事業復活支援金」は、新型コロナウイルス感染症影響により、売上が大きく減少している中小法人等・個人事業者等の事業の継続・立て直しのための取り組みを支援するため、事業全般に広く使える事業復活支援金を迅速かつ公正に給付するものです。

給付額

売上高減少率 個人 法人
年間売上高1億円以下 年間売上高1億円超~5億円以下 年間売上高5億円超
▲50%以上 50万円 100万円 150万円 250万円
▲30%以上50%未満 30万円 60万円 90万円 150万円

申請期間

2022年1月31日(月)~6月17日(金)

差額給付の申請

差額給付は、事業復活支援金を受給した方のうち特定の要件を満たす一部の方が申請可能です。

差額給付とは

基準月の月間の事業収入等と比較して、対象月の月間の事業収入等の減少が30%以上50%未満の区分で事業復活支援金の給付(初回給付)を受けた方に対して、対象期間のうち、初回給付の対象月の翌月以降かつ初回給付の申請を行った日を含む月以降のいずれかの月であって、初回給付の申請を行った時点で予見されていなかった新型コロナウイルス感染症影響を受けたことにより、自らの事業判断によらず、基準期間の同じ月と比較して、月間の事業収入等が50%以上減少した月が存在する場合に限り、その月を対象月とした支援金を給付するものです。

要件

・事業復活支援金の初回給付を受けたこと(ただし、初回給付に係る支援金を全額返還した者を除く)
・初回給付において、対象月の月間事業収入が、基準月の月間事業収入と比較して30%以上50%未満の減少であったこと
・差額給付において、対象月の月間事業収入が、基準月の月間事業収入と比較して50%以上減少していること
・差額給付において、月間事業収入の減少が、初回給付の申請を行った時点で予見されなかった新型コロナウイルス感染症影響を受けたことにより、自らの事業判断によらないで生じたものであること
・差額給付において、対象期間のうち、初回給付の対象月の翌月以降かつ初回給付の「申請日」を含む月以降のいずれかの月を対象月とすること

申請期間

2022年6月1日(水)~2022年6月30日(木)

帝国データバンクが提供するデータによると、新型コロナ関連の倒産は、2022年6月6日時点で、全国で3,488件あります。

2022年2月に大きな波が訪れた新型コロナウイルス感染症ですが、現在は落ち着き、経済回復への期待が高まっています。

一方で原油価格の高騰や原材料の高騰により物価が上昇しています。

事業者としては価格を上げざるを得ないのですが、消費者は経済的に余裕がないため、さらに消費行動が消極的になっていくと予測されます。

そのため感染状況が落ち着きてから経済がある程度まで回復するまで時間がかかる間、事業を続けていけるような支援が必要となります。

「事業復活支援金」などの助成金・給付金を活用し、少しでも失ったものを取り戻すことが重要です。

累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、融資申請をスムーズに行うためのノウハウや注意点を解説しています。また、創業手帳自身が補助金申請を行った経験をもとに専門家と作成した「補助金ガイド」も無料で送付しています。補助金・助成金申請の流れや注意点を把握することができるため、申請を考えている方はぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 中小企業 事業復活支援金 交付金 助成金 新型コロナウイルス 補助金
補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

【東京都】「地域特性に着目したファッション産業振興事業」補助金
東京都は「地域特性に着目したファッション産業振興事業」について発表しました。 東京の街全体でファッションを盛り上げる雰囲気を醸成し、幅広い層へ東京のファッションの魅力を発信することにより、パリやミラノ…
工場経営DXシステム「匠フォース」を提供する「匠技研工業」が5億円調達
2024年12月17日、匠技研工業株式会社は、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 匠技研工業は、製造サプライヤー企業向けに、工場経営DXシステム「匠フォース」を提供しています。 業務の…
「小規模事業者持続化補助金<災害支援枠>(第5回)」公募開始
中小企業庁は、「小規模事業者持続化補助金(第5回)」の公募要領を公開しました。 令和6年能登半島地震により、生産設備や販売拠点が大規模な損害を受け、顧客や販路の損失という状況に直面している被災地域の小…
2023年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」採択発表
2023年12月26日、国際協力機構(JICA)は、2023年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」の採択を決定したことを発表しました。 合計68件の採択を決定しました。68件中57件が中小・中堅企…
【東京都】令和5年度「BCP策定コンサルティングD」
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度「BCP策定コンサルティングD」を実施しています。 都内中小企業を対象にコンサルタントが企業に訪問し、オールハザード型BCPの策定を支援する制度です。 …

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集