注目のスタートアップ

エンターテインメントの知見を活用したメタバース事業を展開する「Obeta」が6,500万円調達

company

2022年5月18日、Obeta株式会社は、株式会社ディー・エル・イーから約6,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Obetaは、ディー・エル・イーの100%子会社である、ちゅらっぷす株式会社の子会社として2022年4月5日に設立された企業です。

ゲーム・IT事業者としての知見と、ディー・エル・イーのアニメビジネスといったエンターテインメントのノウハウとクリエイティブを活かしたメタバースサービスの実現を目指しています。

ディー・エル・イーは、アニメ・キャラクター(秘密結社 鷹の爪、パンパカパンツ、貝社員など)のIPを包括的に保有し、マーケティング、スマートフォンアプリの規格・開発、映像コンテンツ制作などを行っています。2019年に朝日放送グループホールディングス株式会社の連結子会社となっています。

ちゅらっぷすは、『キングダムDASH!!』など、スマートフォン向けゲームアプリの企画・開発・運営を行っています。

今回の資金は、開発体制の強化に充当します。

2021年10月28日、Facebookはメタバース事業に注力していく姿勢を示し、社名をMeta(メタ)に変更しました。これによりメタバースは急速に注目を集めることになり、様々なプレイヤーの参入が相次いでいます。

現在メタバースはネット上に構築されたデジタル空間であると認識されています。

将来的には現実空間を完全に代替もしくは拡張する仮想空間を構築し、身体的な制限を取り払うことで人間の活動を自由にすることになると考えられています。

メタバースはオンラインゲームのコンセプトとして採用されることもあり、ゲーム領域では2003年に正式リリースされた『Second Life』がメタバースのさきがけとして考えられています。

『Second Life』内では、アバター、景観、建物、ファッションなど多種多様なものをユーザー自身が制作・販売することが可能で、自由度が高く、独自の経済圏が構築されていることが特徴的です。

近年ではオンラインバトルロワイヤルゲーム『Fortnite(フォートナイト)』が、同作の3D空間上で音楽ライブの開催やショートフィルムの上演などを行ったことで、メタバースとしての可能性を提示しています。

今後Obetaが、エンターテインメント領域の知見を活用し、どのようなメタバース事業を展開していくのか注目が必要です。

新たなビジネスの創出には資金が重要です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ IT Obeta アニメ エンターテインメント クリエイティブ ゲーム ちゅらっぷす ディー・エル・イー メタバース 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

歯科特化の事務代行サービスを提供する「SABU」が1億円調達
2022年11月4日、株式会社SABUは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SABUは、歯科専門クラウドバックオフィス(オンライン事務代行)サービス「SABU」を提供しています。 歯…
「X1Studio」が音声AI技術の「Aiello」と提携 ホテル専用スマートスピーカーを国内提供開始
2022年8月4日、X1Studio株式会社は、台湾のAiello Inc.と提携し、ホテル向けのスマートAIアシスタントの国内提供を開始したことを発表しました。 Aielloは、ホテル専用のスマート…
ネイリストに直接予約できるアプリ「Nailie」を提供する「ネイリー」が資金調達
2024年12月25日、株式会社ネイリーは、鈴木おさむ氏が代表を務めるスタートアップファクトリー(株式会社ゴーイングメリー)と、東京ガールズコレクション(TGC)を企画制作する株式会社W TOKYOか…
不動産の原状回復工事に特化したサービス「リモデラ原状回復」を提供する「REMODELA」が1.5億円調達
2022年8月26日、REMODELA株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 REMODELAは、不動産の原状回復工事に特化したサービス「リモデラ原状回復」、内装…
採用の情報発信課題を解決するPRプラットフォーム「talentbook」を提供する「PR Table」が3.5億円調達
2024年1月31日、株式会社PR Tableは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 PR Tableは、採用の情報発信課題を解決するPRプラットフォーム「talentbo…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集