創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年5月13日月々の生活費からCO2排出量を計算する「家計炭素簿_α版」 無料提供が開始
2022年5月12日、株式会社テックシンカーは、「家計炭素簿_α版」をリリースしたことを発表しました。
「家計炭素簿_α版」は、月々の生活費を入力することで、月間の支出額とCO2排出量、年間の支出額とCO2排出量を可視化できる無料サービスです。
また可視化されたCO2排出量は、各国の平均と比較することができます。
テックシンカーは他に、透明性のあるカーボンオフセットプラットフォーム「オフ・エミッション」を運営しています。
カーボンクレジットやクレジット付き商品を購入することで、森林保全事業、地域社会の活性化、SDGsにつながるプロジェクトに貢献することができるプラットフォームです。
—
世界の平均気温は長期的にみて上昇傾向にあり、このまま地球温暖化が進むと今世紀末には地球の平均気温が最大で約4.8℃も上昇してしまうという予測もあります。
気候変動に対応するためには、国などの政府機関だけでなく、企業・個人による取り組みも欠かせません。
日本は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする“2050年カーボンニュートラル”を掲げています。
排出を全体としてゼロとするという言葉は、温室効果ガスを排出しないことは不可能であるため、排出せざるを得ない分は、同じ量を“吸収”または“除去”することによって差し引きゼロにするということを意味しています。
吸収・除去するためには、森林保全活動などに寄付を行うといった方法が考えられます。この削減量・吸収量をクレジットとして発行し、他企業との間で売買できるようにした仕組みをカーボンクレジットと呼びます。
適切な額のカーボンクレジットを購入するためには、自身の二酸化炭素排出量を計算する必要があります。近年企業向けには様々なサービスが提供されはじめていますが、個人向けのものはまだあまり充実していません。「家計炭素簿_ α版」を活用することで、適切にCO2の削減に取り組んでいくことができるようになるでしょう。
環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的に盛んとなってきています。サプライチェーン排出量を把握・管理することは投資家に対するアピールにもなります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | トレンド |
---|---|
関連タグ | CO2排出量 SDGs オフ・エミッション カーボン・オフセット カーボン・クレジット カーボン・ニュートラル テックシンカー 二酸化炭素排出量 家計炭素簿 家計炭素簿_α版 株式会社 環境 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年2月9日、株式会社ストラテジットは、「クラウドサイン to Google Drive」をリリースしたことを発表しました。 「クラウドサイン to Google Drive」は、契約マネジメン…
2023年6月1日、株式会社UPSIDERは、法人カード「UPSIDER」が電子帳簿保存法(電帳法)に対応したことを発表しました。 UPSIDERは、成長企業向けの法人カードサービス「UPSIDER」…
2023年12月21日、ugo株式会社は、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズが運用するファンドから資金調達を実施したことを発表しました。 ugoは、警備業務や点検業務などに対し、ロボットを活用した業務…
2020年3月9日、株式会社Alpaca.Labは、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 運転代行マッチング・プラットフォーム「AIRCLE(エアクル)」を開発・運営しています…
2023年5月12日、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の連結子会社である株式会社三菱UFJ銀行は、TBT Lab株式会社の子会社であるJP UNIVERSE株式会社と、ログシス株…
大久保の視点
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…