注目のスタートアップ

問い合わせ管理クラウド「Re:lation」提供の「インゲージ」が5.8億円調達

company

2022年3月31日、株式会社インゲージは、総額5億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

インゲージは、問い合わせ管理クラウド「Re:lation(リレーション)」、社内外のメールを集約するメール共有・管理クラウドサービス「Re:lation for Biz」を提供しています。

「Re:lation」は、メール・チャット・LINE・Twitterなど様々な問い合わせ情報の一元管理・社内共有を可能とするクラウドサービスです。

2022年1月には電話機能も追加しています。電話の受発信だけでなく、会話内容が自動で文字起こしされるため、電話による問い合わせ情報を蓄積・共有することが可能になります。

今回の資金は、「Re:lation」の事業基盤の構築のための人材採用の強化と開発力の強化に充当されます。

顧客との多様な接点を用意するマルチチャネル化が注目されています。マルチチャネル化により企業と消費者との接点を増やし販売機会の損失を防いだり、顧客ごとに最適なコミュニケーションを行うことで顧客体験を向上させることが可能になります。

一方でマルチチャネル化の課題のひとつとして、様々な接点があることで管理が煩雑になることが挙げられます。問い合わせ対応で発生しがちな問題として、二重対応や対応漏れ、対応のクオリティのばらつき、担当者の振り分けに時間がかかる、などがあります。

これらの問題の解決には、問い合わせ対応を一元管理するツールの導入が有効です。

インゲージの問い合わせ管理クラウド「Re:lation」は、メール・チャット・LINE・Twitter・電話など様々な問い合わせ対応を一元管理し、問い合わせ対応業務を大幅に効率化するクラウドサービスです。

特に電話に対応していることが特徴的です。電話による会話を自動で文字起こしするため、通話後にメモを残したりする時間を削減することができます。またテキストによって情報が残るため、口頭だけでのコミュニケーションで発生しがちな「言った・言わない」問題を防ぐことができます。

顧客満足度の向上が重要視されている中、カスタマーサポートの重要性も高まっています。質の高いカスタマーサポートを提供するためには専用のツールやシステムの導入が有効です。「冊子版創業手帳」では、カスタマーサポートなどを効率化・最大化させるためのシステムの導入について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ LINE Twitter チャット メール 一元管理 問い合わせ 情報 株式会社 管理 資金調達 電話
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

非オピオイド鎮痛薬などの研究開発を行う「BTB創薬研究センター」が資金調達
2024年6月24日、株式会社BTB創薬研究センターは、資金調達を実施したことを発表しました。 BTB創薬研究センターは、2020年6月に、京都大学の萩原正敏教授の創薬プログラムをもとに設立された企業…
スタートアップの資金調達や投資家の管理業務を効率化するプラットフォームを提供する「スマートラウンド」が資金調達
2025年4月3日、株式会社スマートラウンドは、資金調達を発表しました。 引受先は、あおぞら企業投資株式会社が運営するベンチャーデットファンド(あおぞらHYBRID3号投資事業有限責任組合)です。 ス…
不動産データ・プラットフォーム提供の「estie」が2.5億円調達
2020年7月14日、株式会社estieは、約2億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、オフィス賃貸業向けデータ・プラットフォーム事業「estie pro(エスティプロ)」のリ…
AIで最安の宿泊施設を横断検索できる「atta」がローンチ
株式会社attaは、「atta(あった)」の本リリースとなるiOSアプリを2019年7月4日にローンチしたことを発表しました。 Android版のローンチは、2019年7月17日が予定されています。 …
アパレル生産管理SaaS提供の「DeepValley」が請求書買取の「OLTA」と業務提携
2019年12月6日、株式会社DeepValleyは、OLTA株式会社と、業務提携契約を締結したことを発表しました。 DeepValleyは、アパレル生産管理SaaS「AYATORI」を運営しています…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集