注目のスタートアップ

イヤホン型脳波計とニューロテクノロジーAIを開発する「VIE STYLE」が1.8億円調達

company

2022年1月13日、VIE STYLE株式会社は、総額約1億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

イヤホン型脳波計によって脳波を取得し、独自開発のAIエンジンによって集中道・ストレス・疲労などを解析する「VIE ZONE(ヴィーゾーン)」を開発しています。

音楽を用いて脳をチューニングすることで、ストレスの軽減やフロー状態に導くことも行います。

今回の資金は、ブレインテック領域での研究開発や、採用・組織体制の強化などに充当されます。

人類は1920年にはじめて脳波の測定に成功し、脳波に関する研究を進めてきました。

脳波を測定する脳波計は大掛かりな装置であり、研究機関や医療機関などでしか利用されていませんでしたが、脳波計開発が進展し精度向上・コストダウン・小型化が実現し、民間企業においても脳波の活用が進んできています。

脳波は人間の感情など可視化の難しい部分の可視化に活用されています。

たとえば睡眠時の状態を分析することで睡眠障害の改善に役立てたり、商品パッケージを見たときの脳波を分析することでパッケージデザインの善し悪しを判断したりなど、様々な活用がなされています。

VIE STYLEは、イヤホン型という超小型のデバイスによって日常的に利用できる環境を実現し、人間の生産性の向上に脳波を活用することを目指しています。

生産性の向上を課題として抱えている企業は多くあります。脳波という新たなアプローチがどのように浸透していくのか、注目が必要です。

研究開発型のビジネスでは豊富な資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI VIE STYLE VIE ZONE イヤホン デバイス ブレインテック 株式会社 脳波 脳波計 解析 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

メンタルヘルスセルフケアアプリ「Dr.アプリ」を開発する「ロゴスサイエンス」と「EPSホールディングス」が資本提携
2023年3月10日、ロゴスサイエンス株式会社は、EPSホールディングス株式会社と、戦略的パートナーとしての資本提携を行ったことを発表しました。 ロゴスサイエンスは、早稲田大学 総合研究機構 応用脳科…
症状から疾患情報や近隣の医療機関を検索できる「ユビー」などを手がける「Ubie」が資金調達
2025年3月6日、Ubie株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、日本郵政キャピタル株式会社です。 Ubieは、症状検索エンジン「ユビー」や、医療機関向け業務効率化サービス「ユ…
障害者特化型の仕事受発注プラットフォーム「NEXT HERO」運営の「ヴァルトジャパン」が4.4億円調達
2022年10月4日、ヴァルトジャパン株式会社は、総額4億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ヴァルトジャパンは、障害者特化型の仕事受発注プラットフォーム「NEXT HERO」を運…
耳鼻咽喉科領域の難治性疾患に対する再生医療の実用化を進める「ReeNT」が資金調達
2022年10月21日、株式会社ReeNTは、資金調達を実施したことを発表しました。 ReeNTは、2014年から東京慈恵会医科大学で臨床研究が行われている「鼻腔粘膜細胞シート」をヒトに移植する医療の…
ホテル&レジデンス・ブランドの「Sanu」が1億円調達
2020年8月7日、株式会社Sanuは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ホテル&レジデンス・ブランド「SANU」を展開しています。 第1弾のサービスとして、「SANU 2nd Ho…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集