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2022年1月12日明朗会計の家族葬「よりそうお葬式」など葬儀周辺サービス提供の「よりそう」が35.1億円調達

2022年1月12日、株式会社よりそうは、総額約35億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
明朗会計の家族葬「よりそうお葬式」や、地域の葬儀社の紹介サービス「くらべる葬儀」、僧侶紹介サービス「よりそうお坊さん便」など葬儀周辺サービスを提供しています。
葬儀を中心とした前後のタイミングまで一元的にサポートするライフエンディング・プラットフォーム(LEPF)構想の実現のためサービスを提供しています。
今回の資金は、LEPF構想の推進のための他業種との業務提携の検討、葬儀社のDX支援事業の本格化、採用強化、マスプロモーションの強化などに充当されます。
日本では高齢化の進展にあわせて年間死亡者数も増加傾向にあります。
そのため葬儀関連市場も安定成長が見込まれていますが、葬儀・供養・相続などのライフイベントには様々な課題があります。
特に葬儀業界はあまり情報が開示されておらず、たとえば最終的にいくら支払うことになるのかといったことは消費者には把握しづらいことであり、不安のひとつでもありました。
また、家族が亡くなるという辛い出来事がありながら、葬儀サービスの比較検討や手続きを行わなくてならないことも精神的な負担でもあります。
よりそうは、葬儀とその前後にあるライフイベントで感じる消費者の不安・負担を、一元的な支援・テクノロジー・安心感によって解消するため、葬儀周辺サービスを展開しています。
また、葬儀業界は旧態依然とした業界であるため、デジタル化・DXの重要性が認識されておらず、業務効率化が進んでいません。
葬儀はサービス業であるため、遺族のサポートやケアといったコア業務に課題を感じている葬儀社のためにも、よりそうはパートナー葬儀社のDX支援を行っています。
株式会社よりそうのコメント
このニュースを受けまして、株式会社よりそう よりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
プレスリリースにも記載しましたが、①LEPF構想の推進、②葬儀社向け事業の立ち上げ、③マスプロモーションへの投資およびそれらに伴う④採用強化を実施するために資金調達を行いました。
・今後の展望を教えください。
本調達を通じ、ご遺族の不安によりそうことはもとより、新たに立ち上げる事業を通じ事業者課題も解決することで葬儀業界の負を解消するサービスを構築し、両面から業界構造の変革を促すプラットフォーマーとなることを目指します。
・読者へのメッセージをお願いします。
今回の資金調達は我々のビジョンである「社会によりそうライフエンディング・プラットフォームの創出」を実現する意欲がより明確に表現されたものになりました。
レートステージの調達ではよりソリッドになった事業戦略をドライブするために後押ししてくださる機関投資家や、事業の親和性により顧客にとっての付加価値を一緒に創造できる事業会社、コーポレートベンチャーキャピタルというように、事業ステージに応じ理想の投資家像や資本戦略は変わってきます。その時々で資本戦略を事業戦略とアラインさせることが各会社が描くビジョン実現の一助になると考えます。
我々もビジョン実現に向け事業推進に邁進して参ります!
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