注目のスタートアップ

空き情報プラットフォーム「VACAN」提供の「バカン」が資金調達

company

2021年10月27日、株式会社バカンは、資金調達を実施したことを発表しました。

IoT・AIを活用して店舗などの空き情報を収集・解析・配信するサービス「VACAN」を提供しています。

独自のAIアルゴリズムと、センサー・カメラなどを組みあわせることで、レストラン・街・カフェ・オフィス・トイレ・観光地・投票所・避難所など、様々な空間・領域の空き情報をリアルタイムに可視化します。

また取得した情報は、デジタルサイネージやスマートフォンなどに配信することで顧客・利用者に提供することができます。

今回の資金は、さらなる導入の加速や、顧客体験の向上を目的とした開発などに充当されます。

新型コロナウイルス感染症の流行により、様々な場所・空間で感染症対策が求められるようになりました。

感染症対策としては密集しないことが有効であるため、飲食店や商業施設では、混雑状況を可視化し掲示するニーズが高まりました。

また混雑状況が可視化されるということは、行列などを避けることもできるため顧客・利用者に大きなメリットがあります。

店舗・施設側としても顧客・利用者が分散されるため、負担が軽減されることもメリットとなっています。

「VACAN」は、飲食店や商業施設だけでなく、宿泊施設の大浴場に導入されたほか、群馬県館林市と災害発生時における避難所の混雑情報配信に関する協定を締結するなど、様々な領域で活用されています。

避難所の混雑状況の把握については、空いている避難所に誘導できるなど災害時のオペレーションの効率化につながるものであるため、今後も導入事例が増えていくと考えられます。

また、飲食店・商業施設の混雑状況についても、afterコロナでも需要があると考えられます。設備や席の最適化などへの活用もできるため、どのようにサービスが展開していくのか注目が必要です。

感染症などの危機はビジネスチャンスでもあります。しかしプロダクトの迅速なリリースには、自社の強みと弱みを把握しておく必要があります。「冊子版創業手帳」では、自社を分析するためのフレームワークを掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI IoT VACAN バカン プラットフォーム 可視化 店舗 情報 株式会社 混雑 空き情報 空間 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オフライン広告プラットフォーム展開の「ビズパ」が5,000万円調達
2020年4月24日、株式会社ビズパは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オフライン広告のプラットフォーム「Bizpa」を展開しています。 全国の広告商品の検索から発注までを…
パワポを1分でナレーション付きの動画にできるサービス「SPOKES」がリリース
2022年8月23日、株式会社BloomActは、「SPOKES(スポークス)」をリリースしたことを発表しました。 「SPOKES」は、PowerPointのデータをアップロードすることで、簡単に動画…
「Animoca Brands」がxRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を運営する「Psychic VR Lab」に1億円出資
2023年1月13日、Animoca Brands株式会社は、株式会社Psychic VR Labに1億円の出資を行ったことを発表しました。 Psychic VR Labは、アーティストのためのXRク…
建設業向け3Dスキャンアプリ「Scanat」提供の「nat」が8,000万円調達
2022年4月6日、nat株式会社は、総額約8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 natは、建設業向け3Dスキャンアプリ「Scanat」を提供しています。 iPhone/iPadに搭…
建設業に特化した業務管理ツールを提供する「CONOC」が2.3億円調達
2024年9月10日、株式会社CONOCは、総額約2億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 CONOCは、建設業に特化したITツールを開発・提供しています。 現在、クラウド型業務管理シ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集