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2021年10月28日【東京都】「Old meets New 日本文化を活用した観光振興事業助成金」

東京都は、令和3年度「Old meets New 日本文化を活用した観光振興事業助成金」について発表しました。
新たな観光コンテンツの開発や発信に対する取り組みに助成金を交付します。
「対象事業」
都内の観光振興を図ることを目的とし、文化・芸術団体との連携により文化・芸術団体が持つ専門性を活かしながら、東京にある芸術・音楽・伝統芸能や伝統工芸、神社仏閣や歴史的建造物等の日本文化と自然などの地域資源を効果的に結びつけて実施する以下の事業。
・新たなイベント事業
・新たな情報発信の事業
また、これらの事業を実施するにあたり、以下の条件等を満たすことが必要です。
・観光振興を図る目的の事業であり、事業の実施を契機として、地域内の周遊や再来訪の促進など、観光需要の創出につながると見込まれること
・新たな事業であること(「新たな」とは、これまでに実施したことのない新たな事業、または、既存の事業を本事業の目的のために新たな形に再構築した事業を指します)
「対象者」
観光協会、商工会等、商店街、町会・自治会、文化・芸術団体、その他の法人、民間企業など都内で活動する複数の団体・企業が連携し設置する、以下のAまたはBの協議会。
・A協議会:都内で活動する複数の団体・企業が3者以上連携し設置する協議会(文化・芸術団体を1者以上含むこと)
・B協議会:都内で活動する複数の団体・企業が2者以上連携し設置する協議会(都内の地域で主体となって観光まちづくりに取り組む団体等(観光協会、商工会等)および文化・芸術団体を各1者以上含むこと)
「助成金」
・A協議会が実施する事業:1,000万円・経費の1/2以内
・B協議会が実施する事業:500万円・経費の1/2以内
「募集期間」
2021年10月27日(水)~同年12月17日(金)正午まで
第1回募集では2件の事業が採択されました。
そのうちのひとつが「夏詣盆をどり」というイベントです。
夏詣(なつもうで)とは、2014年に浅草神社が提唱した新たな習慣です。
日本では大晦日に年越しの祓(はらえ)によって罪や穢れを払い、翌日である元日に初詣を行います。
そして半年後である6月30日には夏越の祓(なごしのはらえ)を行い、半年ぶんの罪・穢れを払います。
この2つの大祓(おおはらえ)では、神社前に設置された大きな茅の輪をくぐるという風習があり、みたことがある人もいるかもしれません。
しかし大祓は全国的にみるとあまり知名度の高いものではなく忘れられた風習のひとつです。初詣だけが突出して生き残ったのです。
そこで浅草神社は、この大祓を再度定着させるため、夏越の祓の翌日にも詣でるという習慣を新たにつくることにしました。
2021年7月時点で、夏詣に参画している寺社仏閣は計293社にのぼります。
また浅草神社はこの夏詣をさらに盛り上げるため、2021年に「夏詣盆をどり」というイベントを立ち上げました。
「夏詣盆をどり」は歌詞制作等を地域参加型で行い、浅草神社にて披露しました。踊りはYouTubeでも公開されています。
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