注目のスタートアップ

在宅透析のAIモニタリングツール「PD Doctor’s Eye」提供の「METRICA」が1億円調達

company

2021年8月11日、METRICA株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

腹膜透析(PD)の遠隔管理支援システム「PD Doctor’s Eye」を提供しています。

カメラを利用した画像解析により、液交換手順の支援と異常検知や、出口部の状態の定量評価を行うことで、PD治療行為を支援します。

また、患者・病院・訪問看護・介護間のPD連携もサポートします。

今回の資金は、全国各地の医療機関・訪問看護ステーションへの「PD Doctor’s Eye」導入促進と、臨床研究・モデル創出の推進に充当されます。

人工透析には大きく分けて、血液透析と腹膜透析の2種類があります。

腹膜透析は、自身・家族による作業・消毒が必要となるものの、通院回数が少ない、身体的負担が少ないといったメリットがあります。

しかし、全透析患者は約34万人いるうち腹膜透析を実施している患者は約1万人程度しかおらず、普及率が低くなっています。

普及率の低い要因としては、腹膜透析を実施できる医療機関・スタッフが限られていることや、高齢者にとっては作業が難しいことなどが挙げられます。

そのため「PD Doctor’s Eye」のような腹膜透析支援システムの普及は、腹膜透析の普及に直結すると考えられます。

研究開発を伴うビジネスには多くの資金が必要となります。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI METRICA PD Doctor's Eye システム ツール モニタリング 医療 在宅 株式会社 治療 画像解析 腹膜透析 透析
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

商談解析クラウド「ailead」提供の「バベル」が14.6億円調達
2022年4月27日、株式会社バベルは、総額約14億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 バベルは、商談解析クラウド「ailead(エーアイリード)」を提供しています(2022年4月…
自然共生型ホテルを展開する「BLANC」が15億円調達
2023年12月12日、株式会社BLANCは、約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、PODキャピタル株式会社です。 トレーラーハウスを活用して移動可能な居室を開発し、それをホテ…
飲食店の業務をAIで効率化するクラウドサービス「HANZO」シリーズを展開する「Goals」が15.5億円調達
2022年6月29日、株式会社Goalsは、総額15億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Goalsは、AIによる需要予測型自動発注クラウドサービス「HANZO 自動発注」と、飲食…
対話型AI面接サービス「SHaiN」を提供する「タレントアンドアセスメント」が資金調達
2023年9月21日、株式会社タレントアンドアセスメントは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社アルバイトタイムスです。 タレントアンドアセスメントは、対話型AI面接サービス「S…
化学デジタルプラットフォームの構築を目指す「Sotas」が4.8億円調達
2024年10月23日、Sotas株式会社は、総額4億8000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Sotasは、化学のデジタルプラットフォーム構築を目指し、「Sotas工程管理」「Sotas…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集