注目のスタートアップ

スマートリモコン「Nature Remo」や電力小売事業展開の「Nature」が7.5億円調達

company

2021年7月14日、Nature株式会社は、総額7億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

スマートリモコン「Nature Remo(ネイチャーリモ)」の開発・販売や、電力小売事業「Natureスマート電気」を展開しています。

「Nature Remo」は、赤外線リモコンを備えた家電であれば、メーカーや型番・年式を問わずに利用できるスマートリモコンです。

スマートフォンから家電を操作できるほか、Google HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーと連携することにより音声による操作もできます。

今回の資金は、「Natureスマート電気」の拡販に必要な組織・販売体制・マーケティングの強化に充当されます。

また、家庭用太陽光の導入とエコキュート(給湯器)・蓄電池・EV等のエネルギーマネジメントをセットで行い、戸建て住宅の再エネでのエネルギーの自給自足を実現する、Behind The Meter事業の基盤構築を目指しています。

これまでエネルギーをどれだけ使ったかという情報は、検針票などで大まかにしか把握することはできませんでした。

しかしIoT技術の進展により、どの時間にどの機器や照明でどれだけ使ったかといったエネルギーの使用状況を可視化することができるようになってきました。

この家庭内のエネルギーを可視化し把握するシステムを、HEMS(Home Energy Management Service)と呼び、政府は2030年までに全世帯への設置を目標としています。

HEMSは、家庭内での省エネ化のための核となるシステムであり、住宅の標準設備として普及が進んでいます。

エネルギーマネジメントは企業にとっても重要です。特にオフィスの電気代の5割は空調といわれており、ここを最適化するだけでもコスト削減に貢献できます。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊である「総務手帳」では、オフィス空調を最適化する方法や、生産性の高まる温度・湿度などについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ HEMS Nature Remo エネルギー スマート・ホーム スマートリモコン スマート電力 ホーム・エネルギー・マネジメント・システム 再エネ 自然エネルギー 電力
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一般社団法人設立サムネイル
「一般社団法人」設立ガイド|手続きの流れ・必要書類・メリット・費用など
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

生産者の顔が見える再生可能エネルギーを個人・法人に提供する「みんな電力」が15億円調達
2020年10月26日、みんな電力株式会社は、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 生産者の顔が見える再生可能エネルギーを個人に提供する「顔の見える電力」や、法人向けに再エネ電力を提供…
現場向けリアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供する「ジザイエ」が6億円調達
2025年4月8日、株式会社ジザイエは、総額約6億円の資金調達を発表しました。 ジザイエは、リアルタイム遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供しています。 独自のAI映像圧縮技術により…
大型蓄電池の製造・販売や電気運搬船の開発を手がける「パワーエックス」が19.2億円調達
2023年7月3日、株式会社パワーエックスは、総額19億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 パワーエックスは、大型蓄電池の製造・販売、EVチャージステーションのサービス展開、電気運…
電気自動車のファブレスメーカー「ASF」が12.5億円調達
2022年9月22日、ASF株式会社は、総額約12億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、コスモ石油マーケティング株式会社、JA三井リース株式会社、東京貿易グループのCVC…
ゲノム編集技術を応用したバイオエネルギーの創出を目指す「グランドグリーン」がNEDO事業に採択
2022年6月10日、グランドグリーン株式会社は、2022年度「研究開発型スタートアップ支援事業/地域に眠る技術シーズやエネルギー・環境分野の技術シーズ等を活用したスタートアップの事業化促進事業」に採…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集