注目のスタートアップ

日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」など日本酒事業展開の「Clear」が12.95億円調達

company

2021年5月26日、株式会社Clearは、総額12億9,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

日本酒ブランド「SAKE HUNDRED(サケハンドレッド)」や、国内外に日本酒情報を発信する日本酒専門Webメディア「SAKETIMES(サケタイムズ)」を展開しています。

今回の資金は、主に「SAKE HUNDRED」の事業拡大に充当されます。

2021年5月現在、「SAKE HUNDRED」は香港・シンガポールを中心に輸出していますが、今後はエリアを拡大し、アメリカ・イギリス・中国・UAEなどに進出する予定です。

また、卸販売だけでなく、顧客に直接アプローチする対個人への販売を推進し、販路を拡大していきます。

「SAKETIMES」についても、英語版である「SAKETIMES International」や中国語版の「清酒指南」の本格展開の推進を予定しています。

日本酒造組合中央会の統計によると、清酒の販売(消費)数量は年々減少しており、苦境に立たされていることがわかります。

しかし、輸出量は増加しており、2006年~2016年の年平均成長率は6.7%と好調であり、清酒業界は海外展開が鍵となっています。

酒造は職人による属人的な製法が続いており、大きなイノベーションは起こっていませんでした。

しかし近年、獺祭で有名な旭酒造株式会社はデータを活用した酒造を推進していたり、酒造に参入するベンチャー企業も増えています。

今後、どのようなユニークな取り組みが出てくるのか注目が必要です。

国内では縮小傾向にあるものの、海外のマーケットに目を向けてみれば可能性があるケースも多くあります。「冊子版創業手帳」では、海外展開の始め方や、JETRO(日本貿易振興機構)の活用法について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ ブランド 日本酒 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「日揮ホールディングス」が現場作業員の負担軽減を目的とした音声認識AIウェアラブルデバイスを提供する「フェアリーデバイセズ」に出資
2022年7月8日、日揮ホールディングス株式会社は、日揮株式会社と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド「JGC MIRAI Innovation Fund」を通じ、フェアリーデバイセ…
屋内空間専用の産業用小型ドローン「IBIS」を開発・提供する「Liberaware」が資金調達
2023年6月5日、株式会社Liberawareは、資金調達を実施したことを発表しました。 Liberawareは、屋内空間専用の産業用小型ドローン「IBIS(アイビス)」を開発・提供しています。 直…
「スカラ」が個人情報の管理・提供が可能なウォレット「UPBOND Wallet」を開発・提供する「UPBOND」に出資
2022年11月24日、株式会社スカラは、連結子会社である株式会社スカラパートナーズを通じ、株式会社UPBONDに出資を行うことを発表しました。 UPBONDは、ノンカストディアル(秘密鍵をユーザーが…
スマートホームサービス「SpaceCore」を提供する「アクセルラボ」が3.9億円調達
2023年7月26日、株式会社アクセルラボは、3億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、石田克史氏(ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社:代表取締役会長兼社…
社員教育支援ツール「playse.」・派遣向け専用eラーニングシステム「派遣のミカタ」提供の「manabi」が8.2億円調達
2021年11月24日、株式会社manabiは、総額8億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 社員教育支援ツール「playse.(プレース)」や、派遣スタッフ向け専用eラーニングシス…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集