妊産婦のオンライン診療の普及により安心・安全な妊娠・出産環境の実現を目指す「メロディ・インターナショナル」が1.6億円調達

2021年2月5日、メロディ・インターナショナル株式会社は、総額約1億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

モバイル胎児モニターを核とした、クラウド周産期遠隔医療プラットフォームの普及により、安心・安全な妊娠・出産環境の実現を目指しています。

IoT型胎児モニター「分娩監視装置iCTG」の提供と、周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody i」の提供を行っています。

今回の資金は、製品出荷体制の充実や、ユーザー・サポートと営業体制の構築に向けた人材育成・採用、次世代遠隔医療サービスの開発体制の充実に充当されます。

周産期医療は、少子化対策の観点からも体制整備が求められています。重要な課題のひとつに、早産を早期発見し早期治療することにより、高い医療費を要する早産児出産を防止することが挙げられています。

早産の早期発見のためには、妊婦の健康状態を把握し胎児の情報を得る定期的な妊婦健診が重要です。

以前の診察では異常がなくとも、突然の破水といったケースも多くあります。そのため、通院による定期検診ではなく、遠隔によるモニタリングが求められています。

社会課題を解決するビジネスは、ビジネスとして成立させるためにハードルがあることも少なくなく、継続的な資金を必要とする企業もあるでしょう。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。