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核融合炉関連機器提供などの「京都フュージョニアリング」が1.16億円調達

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2021年1月20日、京都フュージョニアリング株式会社は、総額1億1,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。

京都大学エネルギー理工学研究所の小西哲之教授が中心となって開発した、核融合装置とエネルギー利用に関する事業を手がけるエンジニアリング企業です。

2021年1月現在、欧米の大学関連企業や、国際的に進められている複数の核融合炉プロジェクトに対し、核融合炉に必要な機器の開発・提供や、プラントの設計支援を行っています。

今回の資金は、市場展開力の強化や、海外営業人材、エンジニア人材の採用強化に充当されます。

核融合は、軽い原子核がくっつき、より重い原子核になる反応のことです。重い原子核になる際に、大きなエネルギーが放出されるため、発電に応用できる核融合炉として研究が行われています。

核融合で燃料となる重水素と、三重水素を生成する原料のリチウムは、海中に豊富に存在するため、資源の枯渇の恐れがなく、また高レベル放射性廃棄物があまり生じないこと、メルトダウンのリスクが構造上存在しないことがあり、クリーンな発電として実用化が目指されています。

研究開発をベースとする企業は、多くの資金を必要とします。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ エネルギー 京都フュージョニアリング 京都大学 株式会社 核融合 核融合炉 機器 発電 研究開発 資金調達
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