「R-StartupStudio」支援の大型3Dプリンティング「Arevo」 クラウドファンディングでの支援額が7億円を突破

tips

2020年9月24日、株式会社R-StartupStudioは、米国のプラットフォームIndiegogoで行っている「Arevo(アレボ)」のクラウドファンディングの支援額が9月16日に7億円を突破したことを発表しました。

R-StartupStudioは、社会課題の解決につながる可能性のある新しい技術を持つプロジェクトの包括的な支援を行っています。

R-StartupStudioが支援を行っている「Arevo」は、カリフォルニア・シリコンバレーを拠点とするスタートアップで、大型3Dプリンターに関連するソフトウェア開発・プリント技術・ロボティクス開発を一気通貫で行っています。

今回、自社の大型3Dプリンターを用いて製造する、オーダーメイド型の自転車「Superstrata(スーパーストラータ)」のクラウドファンディングを行っています。

カーボン・ファイバーを出力できる大型の3Dプリンターでフレームを成形することで、形を特注できるだけでなく、カーボンの繊維の向きを自由に選べるため、強度を高くすることもできます。

世界の3Dプリント関連市場は、2020年までに2兆5,3000億円に達すると見込まれています。すでにランニング・シューズのソールや、ロケットの部品、医療機器など、さまざまな分野に活用されています。

「Arevo」のカーボン・ファイバーを扱える3Dプリンターは、将来的には航空機も生産できるため、多くの企業が出資しています。

また、3Dプリンターだけでなく、3Dプリンティングに活用できる材料の開発も盛んです。たとえばハーバード大学の研究チームは、形状記憶効果を発揮するファブリック素材を開発しました。

新たな素材の開発と3Dプリンターの高度化が進むことで、ものづくりにおける多くの課題が解決され、我々の生活はさらに豊かになっていくことでしょう。

企業の成長には資金調達が必要不可欠です。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ 3Dプリンター Arevo Indiegogo R-StartupStudio Superstrata クラウドファンディング スーパーストラータ 技術 株式会社 自転車
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「Robot Home」がリモートによる無人鍵受け渡し管理システム「KEY STATION」を展開する「Keeyls」に出資
2022年10月11日、株式会社Robot Homeは、Keeyls株式会社に出資したことを発表しました。 Keeylsは、リモートによる無人鍵受け渡し管理システム「KEY STATION」や、無人本…
海外進出を見据えるスタートアップ向けのアクセラレータプログラム「KERNEL Global Startup Camp」が始動 参加者募集〆切は10/30
株式会社ディープコアは、アクセラレータープログラム「KERNEL Global Startup Camp」を開始することを発表しました。 「KERNEL Global Startup Camp」は、海…
日本のものづくりブランドの承継と成長に取り組む「forest」が10億円調達
2023年11月13日、forest株式会社は、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 forestは、日本のものづくりブランドをM&Aで承継し、さらなる成長を実現する事業を展開してい…
「太陽グループ」が小型ロケット専用の打ち上げサービスを展開する「スペースワン」に出資
2022年6月30日、太陽工業株式会社とTSP太陽株式会社は共同で、スペースワン株式会社に出資したことを発表しました。 スペースワンは、2018年に、キヤノン電子、IHIエアロスペース、清水建設、日本…
対話型診断AIエージェントプラットフォーム「EQU AI Platform」を開発する「エキュメノポリス」が7.5億円調達
2025年5月2日、株式会社エキュメノポリスは、総額7億5000万円の資金調達を発表しました。 エキュメノポリスは、2022年5月に創業した早稲田大学発スタートアップです。会話AIエージェントプラット…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集