注目のスタートアップ

日本語教育機関向けオンライン学習プラットフォーム運営の「Saola」が資金調達

2020年7月27日、株式会社Saolaは、資金調達を実施したことを発表しました。

日本語教育機関向けオンライン学習プラットフォーム「Saola」を開発・提供しています。

授業計画の配信や、オンライン事業、宿題への取組み、生徒の管理までを一括で行えるプラットフォームです。

業務の効率化だけでなく、学習データやモチベーションの定点観測により、学生の目指すライフスタイルの実現を支援します。

株式会社Saola 代表取締役CEO 上尾 透眞氏のコメント

今回のニュースにつきまして、株式会社Saola 代表取締役CEO 上尾 透眞氏よりコメントが届きました!

株式会社Saola

上尾 透眞
1998年4月生まれ。立教大学 経営学部在学中。高校時代から4年間日高屋(飲食店)でアルバイトをはじめ東南アジアの多くの人々と共に仕事をする。NPO法人UMINARIにてHead of Business Developmentを務め、国連環境計画の受託事業を担当するなどソーシャルイノベーションに関わる。前職 Deloitte Tohmatsu Venture Supportでは主にベンチャー企業と大企業の協業を生み出す支援を行う。
現、株式会社Saola 代表取締役CEO ベトナムフェスティバル2020 実行委員会
ーこの事業を始めた経緯について教えてください。

上尾:2014年から飲食店でアルバイトをはじめ、多くの外国人と協働してきました。同時期から在留外国人が急激に増加しており、彼らは「日本でキャリアを築きたい」という目的と、素晴らしい個性や能力を持っていましたが、実際は半数以上が帰国を強いられていた現状を目の当たりにしました。これらを解決するには、来日してからの流れの中で彼らの「潜在的価値を可視化」しなければならないという確信があり、
「在留外国人の日本での体験をより豊かにする」ことを目指し設立しました。

ー今回の資金調達について、どのような反響がありましたか?

上尾:日本に居ながらあまり目を向けない、「在留外国人」「日本語教育」の大きな可能性について社会的評価を頂けたことが最も大きい反響だと思います。
Saolaの目指す世界観やサービス内容も日進月歩進化しており、少しずつファンもついてきましたが、さらにこの流れを加速させ、より多くの日本語教師・在留外国人に善いサービスを届けられるよう善処します。

ー今後どのような事業展開をしていきたいと考えているか、教えてください。

上尾:「サービス型ソーシャルベンチャーで非公開企業時価総額TOP20に入ることを目指します。」
Withコロナ時代、日本語教育もオンライン化が進んでいく中で、多くの学校や教師は課題と希望を抱えています。私たちはまず、教育サービスにおいて目の前の課題を丁寧に寄り添いながら解決し、プラットフォームの中で在留外国人の「潜在的価値」を計る定規を創っていくべきだと考えております。これらを通じて、キャリア形成や様々な生活支援を行い多文化共生を実現する企業を目指します。

ーありがとうございました。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Saola プラットフォーム 教育 日本語 日本語教育機関 株式会社 語学 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

フードロス削減に貢献できる訳あり商品の福袋通販サイト「SUKUERU」が本格始動
2022年3月22日、株式会社ウィナスは、「SUKUERU(スクエル)」を本格始動することを発表しました。 「SUKUERU」は、福袋の購入を通じて、食品メーカーや食品卸売業など事業によって生み出され…
VR酔いを防ぐ移動技術を保有する「UNIVRS」が1億円調達
2020年7月30日、株式会社UNIVRSは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 特許出願中のVR酔いを防止する移動技術を保有しています。 今回の資金で、現在進めている以下の事業の拡…
クラウド型車両管理システム「AI-Contact」展開の「ジェネクスト」にエンジェル投資家の島田亨氏が資本参加
2022年7月1日、ジェネクスト株式会社は、エンジェル投資家の島田亨氏が株主として資本参加したことを発表しました。 ジェネクストは、安全運転を促進する運行管理アプリ「AI-Contact(アイ・コンタ…
建設・製造・物流などレガシー業界のDXを推進するAIスタートアップ「Advancy」が資金調達
2023年9月1日、Advancy株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 Advancyは、建設・製造・物流などの業界に特化し、ビッグデータ解析や画像認識、自然言語処理などのAI技術を活用…
VR酔いを軽減するVR技術「VRun System」などVRシステムの開発を手掛ける「雪雲」が3.5億円調達
2022年7月20日、株式会社雪雲は、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 雪雲は、視覚情報と脳の認識のタイムラグなどによって引き起こされるVR酔いを軽減するVR技術「VRu…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集