注目のスタートアップ

地域のパン屋さんと消費者をつなぐ「パンフォーユー」が資金調達

2020年6月9日、株式会社パンフォーユーは、資金調達を実施したことを発表しました。

地域のパン屋と消費者をつなぐプラットフォームを運営しています。

具体的には、日本各地のパン屋の焼きたてのパンを冷凍し、毎月ランダムに届ける「パンスク」や、オフィス向けに厳選したパン屋のパンを冷凍して届ける「オフィス・パンスク」、美味しいパンを販売した企業・個人とパン屋をつなぐOEMプラットフォーム「パンフォーユーBiz」を展開しています。

パンフォーユーは、焼きたてのパンの美味しさをそのままに冷凍する技術を保有しています。この技術は、焼成のあと1日常温で保管したパンよりも品質が高いことが、一般社団法人日本食品分析センターの検査により実証されています。

今回の資金は、引受先であるGxPartnersの運営するファンドのLP(リミテッド・パートナー)をはじめとする事業会社とアライアンス提携し、九州地区に特化した事業や、オリジナル商品の開発の推進に充当されます。

株式会社パンフォーユー代表取締役 矢野健太氏のコメント

今回のニュースにつきまして、株式会社パンフォーユー 代表取締役 矢野健太氏よりコメントが届きました!

矢野 健太
1989年1月18日生まれ(31歳)
群馬県太田市出身
京都大学経済学部卒業
好きなパンはバゲット
ーこの事業を始めた経緯について教えてください。

矢野:パンフォーユーで冷凍パン事業を始めたきっかけについてお答いたします。
2011年新卒で電通に入社し、中部支社名古屋支社で電車の中吊りや駅の広告を担当していましが、起業して自身の力を試してみたいなと思うようになり、2014年に退職しました。その後、教育系ベンチャーを経て、地元群馬の桐生NPOキッズバレイにUターン転職しました。寄付の法人窓口だったことをきっかけに、とある冷凍パンメーカーさんと出会いました。もともと外食好きだったものの「美味しいパン」には出会った記憶がなく、その冷凍パンメーカーさんのパンを食べたときに「美味しいパン」ってあるのだと初めて思いました。地域の独自性や強みを発揮できる食であるパンと、冷凍を組み合わせることで、かねてより想っていた「魅力のある仕事を地方作りたい」を叶えることができるのではと考え、2017年に現在展開しているサービスの前進となる冷凍パン活用ビジネスをスタートしました。

ー今回の資金調達について、どのような反響がありましたか?

矢野:九州地区に限らず、全国からパンに関する協業問い合わせが増えたことと、投資家からまだラウンドは続いているのか、次のラウンドはいつかといった問い合わせをいただいております。

ー今後どのような事業展開をしていきたいと考えているか、教えてください。

矢野:これまでパンフォーユーが積み上げた“冷凍ノウハウ”や“ネットワーク”を活用し、九州地区のローカルパン市場開放と拡大に取り組むと同時に、人口増加とともに急成⻑しているアジア圏において、“日本の美味しいパン”は嗜好品として需要が高まっていくと想定しており、
1.オフィス向け福利厚生サービス「オフィス・パンスク」
2.個人向けサブスクリプションサービス「パンスク」
3.小ロットから冷凍パンを発注できるOEMプラットフォーム「パンフォーユーBiz」
の3事業を軸に、アジア圏展開を視野にいれています。

ーありがとうございました。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ パン パンスク パンフォーユー パンフォーユーBiz プラットフォーム 冷凍 株式会社
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

EC事業者向けカスタマーリテンションプラットフォーム運営の「Recustomer」が1.5億円調達
2021年9月28日、Recustomer株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 2021年6月から、EC事業者向けカスタマーリテンションプラットフォーム「Rec…
「サステナ」が社会課題に取り組む団体を支援する「未来基金」を創設
2020年12月15日、サステナ株式会社は、寄付制度「サステナ未来基金」を創設したことを発表しました。 「サステナ未来基金」は、社会課題に取り組む団体を継続的に支援する寄附制度です。 サステナはほかに…
淡路島で貸別荘ブランド「Tiz」を展開する「ユーウィン」が資金調達
2023年3月2日、株式会社ユーウィンは、資金調達を実施したことを発表しました。 ユーウィンは、貸別荘等宿泊施設のブランド「Tiz」を展開しています。 2023年3月現在、兵庫県淡路市・洲本市(淡路島…
長距離量子暗号通信の研究開発を行う「LQUOM」が光学単結晶・光学デバイス技術を保有する「オキサイド」と資本業務提携
2022年5月18日、LQUOM株式会社は、株式会社オキサイドと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 LQUOMは、長距離量子暗号通信の研究開発を行っています。 オキサイドは、光学単結晶・…
「Animoca Brands」がxRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を運営する「Psychic VR Lab」に1億円出資
2023年1月13日、Animoca Brands株式会社は、株式会社Psychic VR Labに1億円の出資を行ったことを発表しました。 Psychic VR Labは、アーティストのためのXRク…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集