注目のスタートアップ

和食器のサブスクリプションサービス「CRAFTAL」などを展開する「Culture Generation Japan」が資金調達

company

2024年12月25日、株式会社Culture Generation Japanは、株式会社neighborhoodからの出資を受け入れたことを発表しました。

Culture Generation Japanは、日本各地の伝統産業や職人技術を活かしながら、文化的価値を経済性と結びつける複数の事業を展開しています。

具体的には、和食器のサブスクリプションサービス「CRAFTAL」や、クラフト&コミュニティをテーマとしたコンセプトビル「TOI BLDG.」の運営、日本のものづくり産地を巡るクラフトツアープラットフォーム「Onland」、サステナブルをテーマとしたマルチレーベルショップ(香港)「HAUSTAGE」、人材育成・調査・研究プロジェクト「Japan Brand Produce School」、ジャパンブランドの祭り「JAPAN BRAND FESTIVAL」などを展開しています。

今回の資金は、「CRAFTAL」をはじめとする既存事業の一層の充実や、アジア・ヨーロッパを中心とした海外展開のさらなる加速、新サービスの開発などに充当します。


日本各地には、陶磁器、染色、漆器、木竹工品、和紙、文具、人形、扇子、傘など、いまだ手仕事によって生み出される日常使いの雑具や雑器が数多く存在しています。これらは伝統工芸品と総称され、日本のものづくり文化を象徴する存在です。

大量生産品が普及する以前、これらの工芸品は生活者にとって身近な必需品でした。その後、産業の機械化が進む中で、美的な価値が再評価され、日本の伝統文化を体現する工芸品として重要視されるようになりました。

1974年以降、伝統工芸品の生産額は日本の経済成長とともに増加し、1984年にピークを迎えました。しかし、生活様式の変化やバブル崩壊後の景気低迷の影響を受けて、以降は縮小傾向にあります。

伝統工芸品は、単なる製品としてだけでなく、伝統的な技術や文化を後世に伝える役割を担っています。そのため、これらの工芸品を普及させ、産業として持続可能な形で発展させるための支援や体制の整備が求められています。

近年は、海外観光客が増加するなど、日本の文化に目を向ける外国人が増加しており、伝統工芸品がより多くの人に評価されるようになってきています。

事業の拡大のためには資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB CRAFTAL Culture Generation Japan クラフト サブスクリプション ものづくり 伝統工芸品 伝統産業 手仕事 技術 文化 日本 株式会社 職人 資金調達 食器
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

風を3次元に可視化する小型・高性能ドップラーライダーシステムを保有する「メトロウェザー」が7億円調達
2022年4月11日、メトロウェザー株式会社は、総額約7億円の資金調達を実施したことを発表しました。 メトロウェザーは、風を3次元に可視化する小型・高性能ドップラーライダー「Wind Guardian…
新素材である多孔性配位高分子PCP/MOFを開発する「Atomis」が12億円調達
2021年12月6日、株式会社Atomisは、総額12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 新素材である多孔性配位高分子(PCP/MOF)の開発や量産に向けた研究開発、CO2分離変換によるカー…
【7/25締切】「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)」20次締切
「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」(20次締切)のご案内です。 中小企業者等の生産性向上や持続的な賃上げに向けた、革新的な新製品・新サービスの開発や海外需要開拓に必要な設備投資等を支援…
3Dアバターを活用したカスタマイズ絵本を提供する「えほんインク」が8,600万円調達
2022年9月28日、えほんインク株式会社は、総額8,600万円の資金調達を実施したことを発表しました。 えほんインクは、3Dアバターを活用したカスタマイズ絵本をプレゼントできるサービスなど、オリジナ…
ソフトウェアデモプラットフォームを提供する「PLAINER」が4億円調達
2025年5月20日、PLAINER株式会社は、総額約4億円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は約5.7億円となります。 PLAINERは、ソフトウェアデモプラットフォーム「…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集