創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年12月27日森林整備からカーボンクレジットの創出・販売まで手がける「ForestFolks」が1500万円調達

2024年12月26日、株式会社ForestFolksは、1500万円の資金調達を実施したことを発表しました。
ForestFolksは、森林整備から、カーボンクレジットの創出、販売まで一気通貫で提供しています。
独自の基準や、長年の林業経験、ドローンでの点群計測、先端解析技術を活用し、データとして可視化できるカーボンクレジットを創出しています。
今回の資金は、カーボンクレジットを創出する山林の確保や、経営地盤の強化などに充当します。
日本は豊富な木材資源を有しています。
戦後には主に針葉樹を中心とした人工林の造成が全国で進められ、とくに杉を主体とした森林が広がりました。
しかしながら、これらの森林が成長する前に木材輸入が自由化され、安価で安定供給される外国産木材が市場の主流となった結果、国内産木材の需要は急速に減少し、多くの森林が手入れされないまま放置される事態となっています。
近年では、外国産木材の価格高騰や、国内の人工林が伐採適齢期を迎えたこと、災害対策、花粉症対策といった観点から、国内の森林資源を活用する重要性が再び見直されています。
こうした背景のもと、ForestFolksは、カーボンクレジットを活用した森林経営を目指しています。
カーボンクレジットとは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出削減効果を取引できる形にしたものです。森林においては、森林整備などにより森林の二酸化炭素吸収能力を増大させ、それをクレジットとして取引します。
また、カーボンクレジット創出では、意図せずグリーンウォッシュになってしまうリスクがあります。ForestFolksはこの課題に対処するため、独自の基準や、長年の林業経験、テクノロジーを活用し、データとして可視化できるカーボンクレジットを創出しています。
企業の成長には戦略的な資金調達や、シナジーの見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | CO2 ESG ForestFolks SDGs カーボンクレジット クレジット データ 二酸化炭素 創出 可視化 整備 株式会社 森林 脱炭素化 販売 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年5月17日、NutmegLabs Japan株式会社は、親会社であるNutmegLabs, Inc.(CEO:中口 貴志、本社:サンフランシスコ)が総額約4億円の資金調達を実施したことを発表…
2019年11月15日、ライフイズテック株式会社は、総額約15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 中高生向けのプログラミング教育事業を展開しています。 今回の資金は以下の取組みに充当されます…
2024年11月18日、日本GXグループ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 日本GXグループは、カーボンクレジット売買プラットフォーム「日本カーボンクレジット取引所(JCX)」や、環境…
2020年12月23日、株式会社インプルは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先のテクノブレイブ株式会社とは業務提携契約を締結したことも併せて発表しました。 インプルは、Webシステム…
2025年3月11日、株式会社VARIETASは、総額6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 VARIETASは、大手企業向け対話型AI面接「AI面接官」を開発・提供しています。 ES(エント…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…