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森林整備からカーボンクレジットの創出・販売まで手がける「ForestFolks」が1500万円調達

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2024年12月26日、株式会社ForestFolksは、1500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ForestFolksは、森林整備から、カーボンクレジットの創出、販売まで一気通貫で提供しています。

独自の基準や、長年の林業経験、ドローンでの点群計測、先端解析技術を活用し、データとして可視化できるカーボンクレジットを創出しています。

今回の資金は、カーボンクレジットを創出する山林の確保や、経営地盤の強化などに充当します。


日本は豊富な木材資源を有しています。

戦後には主に針葉樹を中心とした人工林の造成が全国で進められ、とくに杉を主体とした森林が広がりました。

しかしながら、これらの森林が成長する前に木材輸入が自由化され、安価で安定供給される外国産木材が市場の主流となった結果、国内産木材の需要は急速に減少し、多くの森林が手入れされないまま放置される事態となっています。

近年では、外国産木材の価格高騰や、国内の人工林が伐採適齢期を迎えたこと、災害対策、花粉症対策といった観点から、国内の森林資源を活用する重要性が再び見直されています。

こうした背景のもと、ForestFolksは、カーボンクレジットを活用した森林経営を目指しています。

カーボンクレジットとは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出削減効果を取引できる形にしたものです。森林においては、森林整備などにより森林の二酸化炭素吸収能力を増大させ、それをクレジットとして取引します。

また、カーボンクレジット創出では、意図せずグリーンウォッシュになってしまうリスクがあります。ForestFolksはこの課題に対処するため、独自の基準や、長年の林業経験、テクノロジーを活用し、データとして可視化できるカーボンクレジットを創出しています。

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カテゴリ 有望企業
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