中国向け越境進出支援事業などを手がける「xxxxnese」が1.4億円調達

2024年9月26日、株式会社xxxxneseは、総額約1億4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

今回の資金調達により、累計調達額は3.4億円となりました。

xxxxneseは、中国向け越境サービス事業や、オフライン進出試験事業、KOLマーケティングプラットフォーム事業、台湾・香港向け越境サービス事業などを展開しています。

従来の貿易型越境方式のデジタル化し、越境販売が難しいと称される中国において、販売者のリスクと業務負荷を大幅に削減しています。

今回の資金調達により、中国国内販路の強化、台湾・香港・韓国・タイなど東アジア圏への進出、中国をはじめとする東アジア圏でのマーケティングプラットフォームの開発、実績データを活用したインバウンド事業基盤の構築などに充当します。


経済産業省「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2022年において、日本・米国・中国3か国での越境EC市場規模はいずれの国の間でも増加しています。

具体的には、中国消費者による日本事業者からの購入額は約2.25兆円、米国消費者による日本事業者からの購入額は約1.3兆円となっています。

国内市場は少子高齢化の影響により全体的に規模の縮小が見込まれています。したがって、事業の成長のためには成長市場への参入、海外需要の獲得が必要です。

中国は経済成長が著しく、また人口も多いことから、注目の市場です。

しかしながら、越境ECなどを通じた中国進出はいくつもの課題があり、失敗することも多いと指摘されます。

たとえば、海外企業は中国国内ではサーバーを借りることができないため、その対策が必要です。ほかにも独自の決済手段や、商習慣、消費者の価値観などにも対応する必要があります。

xxxxneseは、こうした中国を対象とした越境販売のリスクと業務負荷をテクノロジーを駆使して削減し、日本企業の中国進出をサポートしています。

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