注目のスタートアップ

RFIDにより在庫・物品の位置を自動取得しデジタルマップ上に表示する「Locus Mapping」を展開する「RFルーカス」が「イトーキ」と資本業務提携

company

2024年7月3日、RFルーカス株式会社は、株式会社イトーキと資本業務提携を締結したことを発表しました。

RFルーカスは、RFID(ICタグ)により在庫・物品の位置を自動取得してデジタルマップに表示する在庫・物品管理システム「Locus Mapping」を展開しています。

RFIDタグを貼り付け、ハンディリーダーをかざすことで、遠隔から瞬時に数百個の対象物を読み取り、何が・どこに・どれだけあるかをデジタルマップ上に可視化します。

これにより、店舗・倉庫・工場などにおける在庫・物品管理を効率化したり、商品の位置情報を活用したマーケティングを可能にしたりします。

イトーキは、オフィス家具の製造・販売などを手がけています。

今回の提携により、今後イトーキが提供するオフィス家具にRFIDを付与することで家具のIoT化を実現し、顧客の物品管理業務の効率化を支援するアプリケーション開発を開始します。


在庫管理とは、企業の原材料や製品の在庫を、生産や販売活動に照らし合わせ、最適な状態と量で供給できるように管理することを指します。

不適切な在庫管理は余計なコストを生み出し、企業の利益を損なう可能性があります。

適切な在庫管理が行われていれば、在庫の質と量が保たれ、不良在庫による無駄なコストの発生や在庫不足が起こりにくくなります。

そのため、在庫管理を徹底することが企業の利益を最大化するためには不可欠です。

しかしながら、在庫管理にはヒューマンエラーがつきものであるため、適切な在庫管理を行うにはテクノロジーの活用が重要です。

在庫管理にはIoT技術が多く活用されており、ビーコン、ハンディターミナル、重量計といったテクノロジーが普及しています。

RFルーカスは、RFIDを活用した在庫・物品管理システムを手がけています。

RFIDは電波を用いてタグのデータを非接触で読み書きするシステムです。

複数のタグを一気にスキャンすることが可能、遠いタグも読み取ることが可能、間に遮るものがあっても読み取ることが可能といった特徴を有しています。

IoTなどテクノロジーの活用は、業務効率化や省人化のために重要なものです。創業期はコストの面から多くのシステムの導入は難しいかもしれませんが、優先度の高いものから導入することで、創業期から効率的な業務を行うことができるでしょう。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っています。

また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB IoT Locus Mapping RFID RFルーカス イトーキ オフィス家具 タグ マーケティング 位置 位置情報 倉庫 効率化 可視化 商品 在庫 工場 店舗 株式会社 管理 管理システム 自動 資本業務提携 資金調達 遠隔
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

最適な研究開発人材をAIでマッチングするプラットフォーム「CoA Researcher」を開発・運営する「CoA Nexus」が1.5億円調達
2023年11月30日、株式会社CoA Nexusは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、今回の資金調達に伴い、株式会社Srustから、株式会社CoA Nexus(コ…
行政サービスのデジタル化を展開する「グラファー」が4.5億円調達
2019年12月20日、株式会社グラファーは、総額約4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 神戸市における複数の行政デジタル化プロジェクトや、近畿エリアの複数の自治体にソリューショ…
マウスピース歯科矯正サービス「hanaravi」などを展開する「DRIPS」が資金調達
2023年10月30日、株式会社DRIPSは、累計3億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 DRIPSは、マウスピース歯科矯正サービス「hanaravi(ハナラビ)」を手がけています…
次世代蓄電池向け高性能触媒製品を開発する「AZUL Energy」が3.35億円調達
2023年10月25日、AZUL Energy株式会社は、総額3億3,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AZUL Energyは、レアメタルを使用しない次世代蓄電池向け高性能触媒製品…
動画で組織実行力を高めるマネジメント支援サービス提供の「ClipLine」が4.5億円調達
2022年2月15日、ClipLine株式会社は、総額4億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 動画で組織実行力を高めるマネジメント支援サービス「ClipLine」を提供しています。…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集