創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2024年2月27日CO2排出量可視化・削減サービスプラットフォームを手がける「e-dash」が「三井物産」「みずほ銀行」「みずほイノベーション・フロンティ」と資本業務提携
![company](https://sogyotecho.jp/wp-content/themes/techo-web/images/news_top_banner_promising_companies.webp)
2024年2月20日、e-dash株式会社は、三井物産株式会社、株式会社みずほ銀行、みずほイノベーション・フロンティア株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。
e-dashは、企業や自治体のCO2排出量の可視化から具体的な削減方法までの取り組みを総合的に支援するため、2022年2月に三井物産によって設立された企業です。
CO2排出量可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」を開発・運営しています。
2022年7月にみずほ銀行と業務提携し、e-dashのサービスをみずほ銀行の取引先企業に紹介することを通じ、中堅中小企業を中心とした顧客の脱炭素化に貢献してきました。
今回の提携により、こうした連携をさらに強化させます。さらに、4社の連携によりサプライチェーン全体の脱炭素化と産業の構造転換を支える仕組みの構築を目指します。
世界の平均気温は持続的に上昇しており、このまま地球温暖化が進行すれば、今世紀末までに地球の平均気温が最大で約4.8℃上昇するとの予測がなされています。
この地球温暖化を抑制するためには、企業や個人が環境に対する配慮を怠ることなく行動することが必要です。
とくに企業は、その事業活動において温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)を大量に排出しているため、これを削減することが要求されています。
CO2排出の削減に向けて、日本は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」を目指しています。
排出をゼロにするというのは、実際にはCO2を一切排出しないことは不可能であるため、排出量を減らせない分は同等の量を吸収または除去することで、合計をゼロにすることを指します。
この吸収や除去には、たとえば森林保全活動への支援などが考えられます。これらの削減量や吸収量をクレジットとして発行し、他の企業と取引可能にする仕組みをカーボンクレジットと呼びます。
自社が必要とする適切な量のカーボンクレジットを取得するには、まず自社が排出するCO2の量を正確に把握することが必要です。
CO2排出量を可視化するには、エネルギーの使用量から計算する必要がありますが、企業のエネルギー使用はガス、軽油、ガソリン、電気など多岐にわたります。さらに、製品のサプライチェーン(原料の調達、物流、販売など)におけるCO2排出量も考慮する必要があります。
したがって、CO2排出量を可視化する仕組みのニーズが高まっているのです。
環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的に盛んとなってきています。サプライチェーン排出量を把握・管理することは投資家に対するアピールにもなります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | BtoB CO2 CO2排出量 e-dash サービス プラットフォーム みずほ銀行 三井物産 二酸化炭素 削減 可視化 株式会社 脱炭素化 資本業務提携 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年4月17日、株式会社ディッシュウィルは、資金調達を実施したことを発表しました。 大豆等穀物を生産する植物工場から、プラントベースドフード加工までを垂直統合で展開しています。 植物工場から食品…
2022年3月31日、株式会社EmbodyMeは、「xpression camera(エクスプレッションカメラ)」の正式版をリリースしたことを発表しました。 「xpression camera』は、自…
2021年5月27日、株式会社LAETIAは、資金調達を実施したことを発表しました。 本気の人のための習慣化アプリ「Keeep」を運営しています。 お金を無駄にしたくないという人間の心理を利用し、お金…
2020年12月15日、株式会社コウダプロは、自治体ランキング・サイト「自治体四季報」の使い方マニュアルを公開したことを発表しました。 「自治体四季報」は、コウダプロが運営する、全国1,741の自治体…
2021年7月6日、株式会社ANOBAKAは、戦略子会社である株式会社ANOBAKA Human Capitalを設立し、第1弾サービスとして「CROSS WORK」を開始したことを発表しました。 A…
大久保の視点
世界最大級のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ」の東京予選である「TOKYO REGIONAL 2024」が、2024年7月19日(金)に開催…
今年のIVSは何が違うのか スタートアップの代表的なイベントである「IVS(アイブイエス)」が、7月4日から6日まで京都市で開催されました。IVSの中で実施…
日本最大級のピッチコンテスト「IVS2024 LAUNCHPAD KYOTO」が2024年7月5日(金)に開催されました。 優勝(スタートアップ京都国際賞)…