注目のスタートアップ

中・高校向けに伴走型ソーシャルアントレプレナーシップ体験プログラム「MoonShot」を提供する「MoonJapan」が3,000万円調達

company

2024年5月15日、株式会社MoonJapanは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

MoonJapanは、中学校・高等学校向けソーシャルアントレプレナーシップ体験プログラム「MoonShot」を提供しています。

「総合的な探究の時間」向けに提供される、3か月間の伴走型ソーシャルアントレプレナーシップ体験プログラムのサービスプラットフォームです。

15歳から75歳までの幅広い年齢層の起業家・実業家が学校を訪問し、伴走型ソーシャルアントレプレナーシップ体験プログラムを提供します。

生徒は、全12回のセッションを通じ、ソーシャルビジネスの0から1の構築を体験します。

また、独自のプラットフォーム上で各学校の指導方針に応じてカスタマイズされたプログラムを教職員と共に作成することができます。

このプラットフォームを利用することで、教員は総合的な探究の時間に費やしていた時間を大幅に削減することが可能です。

今後は、総合的な支援を提供する「MoonAcademy」、U-20限定インパクト投資「MoonImpactCapital」、長期的な就活支援プラットフォーム「MoonCareer」の3つの事業を展開していく予定です。

また、これらの事業は東南アジアを中心とした海外に展開していく計画です。

今回の資金は、自治体との連携強化、「MoonShot」や関連事業の構築・拡大に必要な人材採用に充当します。


テクノロジーの著しい発展は、社会・産業に大きな変革をもたらしています。そしてテクノロジーはさらに進化し、社会は予想ができない形で発展していくと考えられています。

またそれと同時に、気候変動、災害、国際紛争などの世界情勢の変化も劇的であり、予測困難な時代となっています。

このような状況下で、企業はこれまで短期的な営利を追求していた経営戦略から、社会にどのような影響を及ぼすか、という視点でも事業を進めていくことが求められています。

そして経済界がこのような変化を迎えるに伴い、必要とされる人材像にも変化が生じています。このような新たな時代に対応するため、学校教育は大きな変革の最中にあります。

その変革のひとつとして学習指導要領が大幅に改訂されたことが挙げられます。小学校では2020年度、中学校では2021年度、高等学校では2022年度から全面的に新たな学習指導要領に沿った教育が実施されています。

この変革では、「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に変更されたほか、それ以外の教科・科目・活動においても探究学習が行われるようになりました。

このような状況下で注目されているのが、アントレプレナーシップ教育(起業家教育)です。アントレプレナーシップ教育は、起業家に必要とされる精神・資質・能力の育成を行います。その対象は、チャレンジ精神、創造力、探究心、情報収集能力、分析力、リーダーシップ、コミュニケーションなど幅広く、これらの能力は起業家としてだけでなく、これからの時代を担う社会人の基礎能力としても重要であるとされています。

こうした背景のもと、MoonJapanは、伴走型ソーシャルアントレプレナーシップ体験プログラム「MoonShot」により、学校教育にアントレプレナーシップ教育を提供すると同時に、教職員の負担軽減にも貢献しています。

企業・事業の大きな成長には戦略的な資金調達や提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB EdTech MoonJapan MoonShot アントレプレナーシップ ソーシャルアントレプレナーシップ ソーシャルビジネス プログラム 中学校 体験 学校 学生 探究学習 教育 教育機関 株式会社 生徒 総合的な探究の時間 資金調達 高校 高等学校
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「コウダプロ」が自治体ランキング・サイト「自治体四季報」の使い方マニュアルを公開
2020年12月15日、株式会社コウダプロは、自治体ランキング・サイト「自治体四季報」の使い方マニュアルを公開したことを発表しました。 「自治体四季報」は、コウダプロが運営する、全国1,741の自治体…
⽉額カーライフサービス「ノレル」などを展開する「IDOM CaaS Technology」が8億円調達
2024年9月5日、株式会社IDOM CaaS Technologyは、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 IDOM CaaS Technologyは、中古車販売・買取ブランド「ガリバ…
トラック運送の中継輸送支援システム「ドラ基地」を手がける「スペース」に「サーラコーポレーション」が出資
2023年9月7日、株式会社サーラコーポレーションは、グループ会社のサーラ物流株式会社が株式会社スペースに出資を実行したことを発表しました。 スペースは、トラック運送の中継輸送支援システム「ドラ基地」…
農産物の流通現場向けSaaS「bando」運営の「kikitori」が5,000万円調達
2020年5月1日、株式会社kikitoriは、総額5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 農業流通特化型SaaS「bando」を運営しています。 電話・FAXなどアナログなコミュニケ…
Web接客ツール「OPTEMO」提供の「ジェイタマズ」が8,500万円調達
2022年1月18日、株式会社ジェイタマズは、総額8,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Web接客ツール「OPTEMO」を提供しています。 アポイントを取らずにその場で商談できる企業…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集