注目のスタートアップ

行動認識AIやAI警備システム「AI Security asilla」を手がける「アジラ」が資金調達

company

2024年3月5日、株式会社アジラは、資金調達を実施したことを発表しました。

シリーズCセカンドクローズとして合計3億円を調達しました。今回のラウンドの調達金額は合計7.6億円であり、累計調達金額は17億円になりました。

アジラは、行動認識AIや、AI警備システム「AI Security asilla」を開発・提供しています。

「AI Security asilla」は、独自の行動認識技術をベースとしたAI警備システムです。

既存のカメラをAI化し、異常行動や不審行動を検知したときのみ瞬時に映像を通知することで、警備員の業務負担軽減や見落とし・見逃しの削減を実現するシステムです。

大型商業施設、病院、教育機関、鉄道、空港、社会インフラなど、多様な施設・設備に導入されています。

今回の資金調達により、「asilla」の既存市場への販売網の強化、行動認識AIを転用した製品展開などを進めていきます。


少子高齢化による人手不足は、さまざまな業界で深刻化しています。その中でも、警備業界は人手不足の深刻さで知られています。

警備業界では、他の業界と比較して労働条件が劣るケースが少なくありません。厚生労働省のデータによれば、2022年12月時点での保安業の有効求人倍率は7.43倍と、非常に高い数字を記録しています。

このような状況下で、警備業界では業務効率化や省人化を目指して、テクノロジーの活用が進められています。

とくに注目されているソリューションがAIを搭載したAIカメラです。AIカメラは、一般的なカメラを利用しながらも、さまざまなデータの取得や解析が可能であり、さまざまな領域で活用されています。

警備業界では、異常や不審な行動の検知などにおいてAIカメラを活用することが可能であり、これにより警備の高度化と効率化を実現できます。

アジラが提供するAI警備システム「asilla」は、行動検知や予兆検知による防犯、見守り機能、混雑状況の把握、人数カウントなど、さまざまな機能を備えており、警備業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献しています。

近年のテクノロジーの発展は、業務に革新をもたらしています。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、設備投資には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ AI AI Security asilla AIカメラ AI警備システム asilla BtoB IoT アジラ カメラ システム 株式会社 監視カメラ 警備 資金調達 防犯カメラ
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
【記入例つき】事業計画書の書き方を初心者向けに解説|起業・融資対応テンプレートあり
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

植物コミュニティアプリなどを展開する「GreenSnap」が2億円調達
2022年11月30日、GreenSnap株式会社は、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、愛知豊明花き地方卸売市場を運営する豊明花き株式会社です。 GreenSnapは、植物コミ…
ヘルスケア・アプリ「カロミル」の機能・データをWeb APIで法人向けに提供開始
2019年8月27日、ライフログテクノロジー株式会社は、「カロミル」の利用者の食事履歴などのライフログ・データをWeb APIで簡単にデータ取得できる「Calomeal Connect」を法人向けに提…
社会課題の解決を目指すパートナーに出会えるマッチングプラットフォーム「ICHI. SOCIAL」を運営する「ICHI COMMON」が7,000万円調達
2023年2月27日、ICHI COMMONS株式会社は、総額7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ICHI COMMONSは、社会課題の解決を共に目指すパートナー(企業、自治体、N…
データセントリックなAI開発プロセス全体を包括的に支援する「FastLabel」が資金調達
2024年9月9日、FastLabel株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 シリーズB全体の合計調達額が12.5億円、設立からこれまでの累計調達額が約19.5億円となりました。 Fast…
データサイエンススクール「データミックス」やオンライン受験システムなど提供の「データミックス」が2.3億円調達
2022年1月17日、株式会社データミックスは、総額2億3,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 データサイエンスが学べるオンラインビジネススクール「データミックス」や、データサイエンス…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集