創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年10月25日2024年度「ヤマト福祉財団助成金(障がい者福祉助成事業)」

公益財団法人ヤマト福祉財団は、2024年度「ヤマト福祉財団助成金」を実施しています。
福祉施設・団体へのサポートとして、障害を抱える人びとの給料を増額するための新規事業の立上げや生産性向上に必要な設備や機器を購入する資金と、障害を抱える人びとの福祉を増進するための事業や活動の資金を助成します。
障がい者給料増額支援助成金
障害者の給料増額に努力し取り組む事業所・施設に対し、さらに多くの給料を支払うための事業の資金として助成します。
助成金額:50万円~上限500万円
助成件数:30件程度
「助成対象事業」
・障がい者の給料増額のモデルとなる効果的な事業
・現在の事業を発展させ給料増額につながる事業
・新規に行い、給料増額が見込まれる具体的な事業
障がい者福祉助成金
給料増額にはこだわらず、障害を抱える人の幸せにつながる事業・活動に対して助成します。福祉事業所に限らずボランティア団体、サークル等、幅広く団体の活動を支援します。
助成金額:1件あたり最大100万円
「助成対象事業・活動」
・会議・講演会
・ボランティア活動
・スポーツ活動・文化活動
・調査・研究・出版
応募期間
2023年10月1日(日)~2023年11月30日(木)
厚生労働省の資料によると、2020年時点の障害者数は約964万人で、このうち18歳〜64歳の在宅者数は約377万人(身体:約100万人、知的:約58万人、精神:約217万人)となっています。
障害者の雇用・就業は、障害者の自立や社会参加のために重要な要素のひとつです。近年は、障害の有無を超えて、誰もが参加できる社会をつくるという意識が高まっており、障害者の社会参加がしやすいような環境の構築が進められています。
厚生労働省「令和4年 障害者雇用状況の集計結果」によると、全国の雇用障害者数は61万3,958人で、前年から約1.6万人増加し、雇用障害者数・実雇用率ともに過去最高を更新しています。
一方、障害者の給与は全体として低い水準にあることが課題です。
というのも、障害者はその障害の程度によって担うことが可能な仕事の範囲が限定されます。また、労働時間も短く設定されていることも多く、その分賃金に差が出てきてしまいます。
障害を抱える人も同じ水準の賃金が得られるという環境は、障害者の「働きたい」という意欲を高めたり、社会参画をしているという意識を高めることにつながります。
こうした背景のもと公益財団法人ヤマト福祉財団は、障がい者福祉助成事業として、障害者の給与を増額するための新規事業や、生産性向上、福祉増資の事業・活動を支援しています。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | 2024年度ヤマト福祉財団助成金 助成金 福祉 給与 補助金 賃金 障がい者福祉助成事業 障害 障害者 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
令和6年度「出向起業補助金」のご案内です。 出向起業補助金は、経済産業省 令和5年度「大企業等人材による新規事業創造促進事業」に基づき、出向起業を活用して新規事業開発を行うにあたり、事業開発活動費用(…
公益財団法人東京しごと財団が実施している「職場内障害者サポーター事業」では養成講座を開催しています。 この養成講座では、障害者の職場定着を支援するために必要な知識・ノウハウを学ぶことができます。 また…
「宿泊施設・観光施設等における省エネ設備等導入支援事業」の申請受付が開始されています。 「宿泊施設・観光施設等における省エネ設備等導入支援事業」は、観光庁が実施する補助金制度で、宿泊施設・観光施設等に…
「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)」の第18次公募が開始されました。 中小企業・小規模事業者などが今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の…
公益財団法人東京都中小企業振興公社は、令和5年度「女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業」について発表しました。 都内中小企業者等に対して、女性の健康課題を解決するための技術に関する新製品…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…