注目のスタートアップ

在庫分析クラウド「FULL KAITEN」を展開する「フルカイテン」が8億円調達

company

2023年6月8日、フルカイテン株式会社は、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。

フルカイテンは、在庫分析クラウド「FULL KAITEN」を開発・提供しています。

在庫効率を向上させるための在庫分析機能を提供しています。

EC・店舗・倉庫すべての在庫をAIによって予測・分析し、商品力を簡単に見える化します。

プロパー消化率の向上、在庫移動の適正化、効果検証の質向上、不要な値引きの抑制、在庫回転率の向上、業務負荷と属人化の解消を実現します。

2023年は、導入企業の実売データを生かした新商品の需要予測を事業化するための研究を行っています。これによりサプライチェーンの川下にいる小売だけでなく、川中(卸売、商社、メーカー)へと遡り、余剰在庫の課題解決に貢献します。


小売では機会損失とならないよう在庫を適正に維持することが重要です。

しかし機会損失のリスクを恐れ過剰に在庫を抱えてしまう事業者が数多く存在しています。

過剰在庫を抱えてしまう理由には、需要予測や情報共有が不足していることが挙げられます。そのため、専用のシステムを導入し、在庫を管理することが重要です。

過剰在庫は、商品の劣化に伴う商品価値の低下、在庫管理の負担増加といった問題を引き起こすため、これを改善することで収益を改善することも可能です。

また、フルカイテンの市場調査によると、アパレル・ライフスタイル企業では、粗利益総額の80%は、販売する20%の商品から生み出されていることがわかっています。つまり、80%の商品はほとんど無駄となっているといえます。

一方で、こうした利益につながらず、むしろ赤字の原因となってしまっている商品は、仕入れてからでないと判断がつきません。

そのためフルカイテンは、現在の市場に適した在庫分析により、在庫の8割からこれまで以上の粗利を生み出すことで、利益改善を実現するクラウドサービス「FULL KAITEN」を提供しています。

デジタル化は、以前は非効率的だった業務を大幅に効率化する可能性があります。企業が利益を最大化するためには、最適なソリューションを見つける必要があります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また全社的なシステム整備のためには資金も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウも提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI EC FULL KAITEN クラウド サプライチェーン システム データ フルカイテン 予測 余剰在庫 倉庫 分析 商品 在庫 大量廃棄 小売 店舗 最大化 株式会社 見える化 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

視覚障害者・眼疾患患者向けウェアラブルデバイスを開発・販売する「ViXion」が10億円調達
2022年8月10日、ViXion株式会社は、総額9億5,956万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ViXionは、視覚障害者・眼疾患患者向けウェアラブルデバイスを開発・販売しています。 2…
経口のがん治療ワクチンなどを開発する「イムノロック」が4,550万円調達
2024年4月26日、株式会社イムノロックは、4,550万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社です。 イムノロックは、神戸大学発のベンチャー企業と…
オンライン接客プラットフォーム/チャットボット「BOTCHAN」展開の「wevnal」が6億円調達
2021年9月22日、株式会社wevnalは、総額約6億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン接客プラットフォーム/チャットボット「BOTCHAN」を展開しています。 チャットボットを…
荷主企業・運送会社向け納入情報管理SaaS「ニューイット」を開発する「knewit」が5,300万円調達
2023年1月16日、株式会社knewitは、総額5,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 knewitは、荷主企業・運送会社向け納入情報管理SaaS「ニューイット」を開発しています。 …
非認知能力とテクノロジーにより生徒の成長支援を行うアカデミックアドバイスソフトウェア「Edv Path」を提供する「Edv Future」が9,000万円調達
2023年3月23日、Edv Future株式会社は、総額9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Edv Futureは、アカデミックアドバイスソフトウェア「Edv Path(エデュパ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集