注目のスタートアップ

企業・自治体のDXやデジタル人材の育成支援を手がける「チェンジホールディングス」が「ストラテジー・アドバイザーズ」と資本業務提携

company

2023年5月30日、株式会社チェンジホールディングスは、株式会社ストラテジー・アドバイザーズと、資本業務提携を締結することを決議したことを発表しました。

チェンジホールディングスは、デジタル化やデジタル人材育成により企業の業務プロセスやビジネスモデルを変革するNEW-ITトランスフォーメーション事業、NEW-ITトランスフォーメーション事業と相乗効果のある事業に投資する投資事業、DXによる地方創生の推進をミッションとするパブリテック事業を展開しています。

ストラテジー・アドバイザーズは、企業のコーポレートガバナンス強化支援サービスを提供しています。

今回の提携により、チェンジホールディングスのDX推進のノウハウや推進人材の育成サービスと、ストラテジー・アドバイザーズの強みである顧客基盤とマーケティング力をかけ合わせ、次世代CxOやDX変革リーダーの養成を図ります。


経済産業省は、日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

DXとは、データ活用とデジタル化により、ビジネスモデルや企業そのものを変革させ、競争優位性を確立する取り組みのことです。

世界的にテクノロジーを活用して業績を向上させる企業が増加しているため、この流れに乗ることができない日本企業は、相対的にグローバルな競争力が落ちていくことになり、大きな危機感を持たなくてはなりません。

しかし日本の中小企業においてDXに取り組んでいる企業はわずか8%程度であり、取り組む予定がない企業は40%以上も存在することが大きな課題となっています。

日本の企業のうち中小企業は99.7%を占めています。さらに都市部よりも地方の方が中小企業の割合が高く、地方の力をこれ以上衰退させないためにも中小企業のDXは急務となっています。

日本企業のDXが遅れているのにはいくつかの理由がありますが、そのうちのひとつにデジタル人材・DX人材が圧倒的に不足していることが挙げられます。

とくに中小企業の社長の平均年齢は60.3歳であり、それも右肩上がりの状況が続いています。

こうした高年齢の経営者はデジタルスキルに疎い傾向にあり、DXの重要性なども認識することが難しいという課題があります。

そのため、日本のDXを推進していくには、デジタル人材・DX人材として、次世代の経営者を育成していくことが重要なのです。

企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ DX IT コーポレートガバナンス ストラテジー・アドバイザーズ チェンジホールディングス デジタル デジタルトランスフォーメーション デジタル化 人材 人材育成 企業 地方創生 変革 支援 株式会社 経営者育成 育成 自治体 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

ファッションSNS運営の「SPRING OF FASHION」が3,000万円調達 コミュニティ型ウェブ接客ツールをリリース
2022年4月6日、株式会社SPRING OF FASHIONは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 SPRING OF FASHIONは、ファッションSNS「STYLISTA…
「リアルテックホールディングス」が糖鎖ナノテクノロジーを用いた迅速PCR検査法の開発・受託研究の「スディックスバイオテック」に投資を実施
2020年12月21日、リアルテックホールディングス株式会社は、株式会社スディックスバイオテックへの投資を実施したことを発表しました。 スディックスバイオテックは、糖鎖ナノテクノロジーを用いた迅速PC…
貸付ファンドのオンライン・マーケット運営「Funds」運営の「ファンズ」が20億円調達
2021年4月27日、ファンズ株式会社は、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 1円から貸付投資ができる貸付ファンドのオンライン・マーケット「Funds(ファンズ)」を運営しています…
トークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANCiE」やNFT事業などを手がける「フィナンシェ」が「丸井グループ」から資金調達
2023年3月28日、株式会社フィナンシェは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社丸井グループです。 フィナンシェは、トークン発行型のクラウドファンディングサービス「FiNANC…
「mediLab」が「三菱電機ITソリューションズ」と調剤薬局向けクラウドサービス「mediLab AI」の販売において業務提携
2021年5月10日、株式会社mediLabは、三菱電機ITソリューションズ株式会社と業務提携を開始したことを発表しました。 mediLabは、調剤薬局向けクラウドサービス「mediLab AI」を提…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集