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絹タンパク素材とそれを用いたプロダクトを開発・提供する「ながすな繭」が7,500万円調達

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2023年2月8日、ながすな繭株式会社は、総額7,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ながすな繭は、絹織物をはじめとする伝統的なシルク産業の加工技術に、粉砕加工や微細加工などの技術を組み合わせることで新たな絹タンパク素材の開発に取り組んでいます。

これまで、シルクナノファイバー水分散体、球状シルクビーズ、シルクスポンジなどの素材を開発しました。

また、こうした新たな絹タンパク素材を活用し、シルクフェイスパウダーやフェイスマスクなどの化粧品・関連商品や、シルクフォーム(創傷被覆材)や止血剤などの医療製品なども手がけています。

今回の資金は、採用活動の強化、新製品開発、量産に向けた設備投資に充当します。


絹(シルク)は、蚕(カイコ)の繭から採れる動物繊維です。

独特の光沢となめらかな質感から、絹織物などの衣類の材料として利用されてきました。

また衣類のほかには、楽器の弦の材料や、画材、医療用の縫合糸、近年はその保湿性を活かした化粧品など、多岐にわたって利用されています。

シルクは、保湿性、吸湿性、通気性に優れており、柔らかく軽いものの強度もあるという特徴を持っています。

ながすな繭は、シルクの特性と、天然繊維であるという持続可能性に着目し、その可能性を広げるため事業を展開しています。

研究開発系のビジネスにとって資金は非常に重要です。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ シルク シルクナノファイバー ながすな繭 プロダクト ものづくり 加工 技術 新素材 株式会社 研究開発 素材 絹タンパク 製造業 資金調達
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