「知財総合支援窓口」

tips

独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)は、「知財総合支援窓口」を47都道府県に設置しています。

「知財総合支援窓口」は、中小企業などが抱えるさまざまな経営課題について、アイデア・技術などの「知的財産」の側面から解決を図る地域密着型の支援窓口です。

受けられる支援は、「窓口担当者による課題の抽出やアドバイス」「弁理士・弁護士・中小企業診断士・デザイナーなど専門家による助言」「各種機関と連携した網羅的な支援」などです。

「知財総合支援窓口」は無料で利用できます。

知的財産はビジネスの源でもあり、ビジネスを守るためにも活用できる重要な経営資源です。

一方でスタートアップや中小企業では知財を理解して活用できる人材が不足しています。

特許庁の「中小企業の知的財産活動に関する基本調査」報告書(2019年4月)によると、知財を所有する中小企業の売上高営業利益率は、所有しない企業に比べて大きくなっています。

また、近年は中小企業において特許出願件数が増加傾向にあり、特許活用の意識が高まっていると考えられます。

一方で、実用新案権・意匠権を使用する企業では、実用新案権・意匠権を所有しない企業と比べ、利益額を下回っているという状況にあります。

これは中小企業における実用新案権・意匠権の活用法が確立されていないことが理由であると考えられており、コンサルティングや専門家による支援が求められています。

「知財総合支援窓口」ではさまざまな専門家によるアドバイスを無料で受けることができるため、知財について相談がある中小企業にとっては、第一の選択肢となるのではないでしょうか。

「知財ポータルサイト」には1,000件を超える支援事例が掲載されているため、自社の経営課題と照らし合わせてみることも可能です。

知的財産権の活用のためには、スタートアップ・中小企業のビジネスのことを理解した専門家の支援を受けることが重要です。創業手帳は無料で専門家の紹介を行っているため、知財活用を考えている企業はこちらを活用できます。また、起業家や専門家の生の声をもとに記事化した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」も無料で発行しております。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ トレンド
関連タグ INPIT IP 工業所有権情報・研修館 知的財産権 知財 知財総合支援窓口
詳細はこちら

知財総合支援窓口について

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

トレンドの創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

IPキャラクターやVTuberを活用したAIコンテンツ制作やAIライブコマースを手がける「Livetoon」が1,000万円調達
2024年6月4日、株式会社Livetoonは、1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、エンタメユニット「すとぷり」を運営する株式会社STPRなどです。 Livetoonは、…
スマートフォン向けゲームの企画・開発・グローバル配信・運営などを手掛ける「A PLUS JAPAN」が資金調達
2022年10月14日、RPAホールディングス株式会社は、出資するA PLUS JAPAN株式会社が、Sony Pictures Televisionから新たに資金調達を実施したことを発表しました。 …
【参加費無料】令和6年度「知財を企業の強みに!「稼ぐ力」向上プロジェクト」(知財経営伴走支援・支援人材育成事業)若手支援人材募集
経済産業省関東経済産業局は、令和6年度「知財を企業の強みに!「稼ぐ力」向上プロジェクト」(知財経営伴走支援・支援人材育成事業)に参加する若手支援人材の募集について発表しました。 自身のキャリアプランに…
特許庁とマクアケ共催の知的財産セミナー「今知りたい知的財産。新しい技術やアイデアを守り、賢く新発売するコツとは?」が11/22開催
特許庁は、ウェビナー「今知りたい知的財産。新しい技術やアイデアを守り、賢く新発売するコツとは?」の開催を発表しました。 「今知りたい知的財産。新しい技術やアイデアを守り、賢く新発売するコツとは?」は、…
バーチャルIPのプロデュース・バーチャルコンテンツ制作事業を展開する「Activ8」が資金調達
2023年10月24日、Activ8株式会社は、「KDDI Open Innovation Fund 3号」から資金調達を実施したことを発表しました。 Activ8は、バーチャルIPのプロデュース事業…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集