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小学生向けオンライン自習室を展開する「Herazika」が資金調達

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2022年11月14日、株式会社Herazikaは、資金調達を実施したことを発表しました。

Herazikaは、小学生向けオンライン自習室「Herazika(ヘラズィカ)」を展開しています。

勉強を習慣化する時間帯を設定し、運営+小学生ユーザー5名と自動的にチームを編成し、互いに見守りながら各々の課題(宿題・読書など)を進めることで、集中する時間をつくり、勉強の習慣化を助けるサービスです。

オンライン自習室では、ビデオによって互いに見守りますが、顔・背景にぼかしがかかること、マイク機能はなしでメンバー同士で会話できないことを特徴としています。

年内中に大幅なリニューアルを予定しています。

人間の集中力はおよそ40分ほどで切れてくることが研究によってわかっています。また、小学生はさらに集中できる時間が短いといわれています。

学校で出された宿題は家などで取り掛かることになりますが、家にはテレビ・タブレット・ゲーム・本など気が散るものが多く存在しており、集中して勉強してくれないことを嘆く親というのは一般的な光景でもあります。

学生が集中して勉強するための場所としては、図書館・自習室などが利用されていますが、これらの空間が集中できるのは周囲にモノがないことと、周囲に同じく勉強している人が存在していることが理由であると考えられます。

とくに周囲に人間が存在していることは大きな効果があり、これは相互監視・同調圧力・ピアプレッシャーなどと呼ばれています。

マイナス要素が取り上げられがちな言葉ですが、適度なピアプレッシャーは、組織・仲間の間において、協調性や生産性の向上などをもたらします。

「Herazika」は、こうした自習室などで作用している効果をオンラインで再現したサービスです。

株式会社Herazikaのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Herazikaよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

プロダクトのリニューアルに必要な開発資金、またリニューアル後の販促費です。

・今後の展望を教えてください。

「もしも、この世から怠惰がなくなったら――」
この妄想を現実にするために、小学生に限らず全年代にサービスを提供していきます。
経済産業省が謳う「一億総学び」社会の到来にあたって、特に社会人向けの環境整備は急務だと感じています。

・読者へのメッセージをお願いします。

「やる気なんぞ豚にでも食わせておけ」
少し乱暴な言い方ではありますが、私がHerazikaを設計するにあたって大事にしている考え方です。

やる気というものは日々の調子や精神状態によって波があるものです。
この厄介なやる気に頼っていては、物事を習慣化することは非常に難しい。できる日もあれば、できない日もある。そして、悲しいかな、大概はできない時の方が多い。

物事を習慣化するにあたっては、コントロールの難しいやる気ではなく、サボれない仕組みに頼りましょう。

集中できる環境の整備は企業・組織における生産性の向上のためにも重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「リモートワーク手帳」では、生産性を上げるためのオフィスの作り方や、快適なリモートワーク環境を実現するツールについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 勉強 子ども 株式会社 習慣 習慣化 資金調達
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