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2022年10月18日タリスマン株式会社 盛内文雄|人材最適化プラットフォームの事業で注目の企業
人材最適化プラットフォームの事業で注目されているのが、盛内文雄さんが2012年1月に創業したタリスマン株式会社です。
現在、社会情勢が目まぐるしく変化し、雇用の在り方や働き方にも大きな変化が表れ出しました。
事業縮小やDX化が進んで人材余剰になり人手を整理したいと考えている企業、今後優秀な人手をどんどん増やしたいと考えている成長企業、今までの職場での経験を活かして新たな挑戦の場を求める個人、生き方を変えようと働く環境や場所にも変化を求める個人等、様々な状況が渦巻いています。
それに伴い働き手と企業の出会い方・マッチングの在り方も多様になっています。
働き手と企業を結びつけるサービスとして一般的に活用されているのが転職支援サービスや派遣サービスです。
従来のサービスの場合、自ら積極的に職を探している個人と、働き手を欲している企業とを結ぶサービスが主流でした。
これからはそれに加え、人を輩出したい企業とその人材を求めている企業を繋ぐBtoBサービスや、潜在的に転職や新たな挑戦の場を求める可能性があるであろう個人に対して企業の魅力を伝えたり入職紹介を行うサービス領域にも、必要性が高まってくることが考えられます。
今、社会全体における働き手人材の分配や配置の最適化を実践すべく、新たな就業支援サービスをローンチした起業家に、注目が集まっています。
タリスマン株式会社の盛内文雄さんに、事業の特徴や今後の課題などについてお話をお聞きしました。
・このプロダクトの特徴は何ですか?
mutualyは「人材余剰の企業様」と「人材不足の企業様」をお繋ぎし、再就職支援や在籍出向の仕組みを使いながら人材のシェア・移動の最適化を提供するサービスです。
具体的には、「再就職支援サービス」と「出向支援サービス」の2つをご提供しております。
(1)再就職支援サービス
事業規模の縮小などにより 離職を余儀なくされる社員に対して再就職支援を行うサービスです。
(2)出向支援サービス
“人材を送り出したい企業様”と”人材を受け入れたい企業様”を マッチングする出向支援サービスです。
近年、雇用を取り巻く環境が大きく変わる中でローンチした、 在籍出向の枠組みを利用して人材シェアリングの場を提供するサービスです。雇用維持の課題を抱える企業様と人手不足の企業様が 協力して労働力をシェアする新しい働き方を提案しています。
・どういう方にこのサービスを使ってほしいですか?
再就職支援サービスに関しては、人員削減や問題社員へのアプローチにお悩みの人事部様です。円満に社員様を送り出すためには、丁寧なカウンセリングと社員様のメンタルケアが必要です。「早期退職制度の構築を検討している」「社員のメンタルケアをお願いしたい」「人員削減を実施するにあたり、誤ったプロセスでの労務リスクをなくしたい」こんなお悩みをお持ちの企業様をご支援させて頂きます。
出向支援サービスに関しては、人員余剰または人員不足でお悩みの企業様です。
具体的には、「若手を教育目的で出向させたい」「シニア人材の出向先を探している」「景気後退を見据えて人件費を抑えたい」など、人材余剰でお困りの企業様。そして、「積極採用中だが、なかなか良い人材と巡り合えない」人材不足の企業様に、ぜひご利用頂きたいサービスです。
・このサービスの解決する社会課題はなんですか?
近年、定年退職年齢の延長や労働力人口の減少といった雇用環境の変化とともに、副業・パラレルキャリアなど働き方そのものも大きく変わりつつあります。企業の人事担当者はもとより、企業で働く全ての方にこれまでとは違う新たな負担・不安が生じる一方で、新しい時代の新しいキャリア形成のチャンスも同時に訪れています。
この新しい時代における雇用・キャリア構築の負担・不安を極小に、そしてチャンスやメリットは極大化するためのサービスと考えています。
まずは「人材余剰の企業様」と「人材不足の企業様」をお繋ぎし、再就職支援や在籍出向の仕組みを使いながら人材のシェア・移動の最適化を進めたい。
また、これはまだ構想中ですが、個人のワーカー様にもキャリアやスキルアップに対するコーチングや相談相手を探せるプラットフォームとしても進化させていきたいと考えています。
・創業期に大変だったことは何でしょう?またどうやって乗り越えましたか?
大変な事ばかりでしたが、資本金も大きくないので、創業直後に色んなコストで資金が無くなっていく中、時間とも戦いながら売上を上げなくてならない状況というのが一番精神的にも辛かったです。創業して半年は売上もありませんでした。知名度もないので「誰?」のように扱われます。私は過去に2度起業に失敗しているので、「3度目の正直」と思いながらも(二度あることは…)が頭をよぎることもありました。
その時助けてくれたのは、昔お付き合いしてくれていたクライアント企業の方や求職者の方からのご紹介でした。
・どういう会社、サービスに今後していきたいですか?
タリスマンは、日本に数多ある人材紹介会社の中でも、エグゼクティブ・バイリンガル人材に特化し、多くの企業様とのマッチングを支援してきました。人材紹介業を主力事業としつつ、近年ではRPO(採用支援サービス)事業、再就職支援サービス、在籍出向を活用した人材シェアリング支援サービスなど、”プロフェッショナルネットワーク”を活用した、様々なサービスを展開しています。
規模の大きな人材紹介会社のリクルーターはとにかくKPIを最優先に追いますが、それだけやっていてはフレキシビリティな世の中への貢献がしづらいと感じたのが、起業をした理由の1つ。
今後も顧客ニーズを捉え続け、新しいサービスを提供していければと考えています。少し大げさな表現をすると、日本を支えるプロフェショナル人材が活躍できる社会を目指し、挑戦し続けていきたいと思います。
・今の課題は何ですか?
組織が急激に大きくなる段階なので、成長痛というか、一時的に生産性が低下するタイミングがやってきます。その踊り場を早く抜けて次のステージに進めるかどうか。
重要なのは新人の社内教育だったり既存メンバーの成長をいかに促すか。
またいわゆるVUCAと言われる環境の中でも、経営企画側で将来の数字予測を分析しながら細かい軌道修正ができる体制作りが課題だと感じています。
・読者にメッセージをお願いします。
おかげさまでタリスマンは今年10周年を迎えることができました。
専門性の高いバイリンガル人材紹介は、毎年国内の大手外資・日系グローバル企業様からご好評をいただいております。10年目にして世界中からジョインした社員も100名に達し、人材紹介業界ではもっとも成長している企業のうちの1社にまで成長することができました。最もプレイスメントの多かったエージェントに与えられる、“No.1 エージェント” を複数のお客様からいただいております。
社名の「タリスマン」とは、英語で「幸運をもたらすもの」「お守り」の意味です。ヨーロッパではサッカーの試合で一気に流れを変えるスター選手のことを「タリスマン」と呼びます。当社は、そのように企業の業績を盛り返したり、向上をもたらすような人材の採用をサポートしていきたいという思いを込め、この社名をつけました。
タリスマンという社名に込めた思いのように、私たちの活動により、人々や企業に幸福をもたらすことができればと考えています。
転職や求人ポジションのご相談はもちろん、ビジネスコラボレーションなどのお話も歓迎ですので、是非ご連絡をお待ちしております。
会社名 | タリスマン株式会社 |
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代表者名 | 盛内文雄(もりうち ふみお) |
創業年 | 2012年1月 |
社員数 | 101名 |
所在地 | 東京都港区六本木6-1-24 ラピロス六本木6F |
サービス名 | 人材最適化プラットフォームmutualy |
事業内容 | 有料職業紹介事業/人材派遣事業/採用に関わる業務代行およびコンサルティング/インターネットサービス事業 |
代表者プロフィール | 2004年、某外資系人材サーチ企業の成長期にコンサルタントとして入社し、その後支店立ち上げ や日本のリージョナルディレクターとして、ビジネス拡大に貢献した経験を持つ。2012年にタリスマンを設立し、マネージングディレクターに就任。現在、国内3拠点、海外1拠点にて人材サービスを展開。スタートアップアクセラレータープログラムのメンターも務める。 |
カテゴリ | 有望企業 |
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関連タグ | RPO タリスマン 人材シェアリング 人材紹介 採用業務代行 派遣 盛内文雄 |
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